ダージリン・シッキムへの玄関口、バグドグラ空港から車でダージリンへ向かう。車はダージリンの宿のご主人に手配してもらったものだ。
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(本旅行記は2025年1月26日の記録です)
バグドグラ空港からタクシーでダージリンへ
バグドグラ空港からダージリンへ行く方法としては、空港からシリグリ市内のバスターミナルまでタクシーなどで行き、そこから乗合ジープで行く方法が最もメジャーかつ安価(400ルピー前後≒約700円)なようだ。
しかし、トイレが近く長距離の乗合移動が不安な中年パッカーである筆者は、ここはタクシーをチャーターすることにした。(その代わり?ダージリン〜シッキム州ガントク間の往復は乗合ジープで行く予定である)
バグドグラ空港〜ダージリン&タイガーヒルのタクシー料金
バグドグラ空港〜ダージリン間の所要時間は、途中食事休憩を含めて3時間半程度。
料金は片道で2,500ルピー(4千円ちょっと)。
加えて、彼にはダージリン滞在中のタイガーヒル日の出ツアー、ダージリンからバグドグラ空港への復路も含めてセットで以下の内容でお願いしている。
- バグドグラ空港→ダージリン往路:2,500Rs
- タイガーヒル日の出ツアー:2,000Rs
- ダージリン→バグドグラ空港復路:2,500Rs
- 計:7,000Rs
ちなみにこれは彼の言い値だが、結果的に彼のベストプライスであった。事前にWhatsappで交渉を試みたがこれ以上は下げられないと言われ、紹介してくれたホテルのご主人にも訊いてみたが悪い値段ではないらしく、ネットで調べてもこの前後の値段が出てきたため、多少上下はあるとしても相場はこの程度のようだ。
タイガーヒルはダージリン市街から5km程度の場所なので少し高い気がしたが、早朝4時に来てもらう上に、4時間程度の拘束時間となるため、やはりこのくらいになるそうだ。
さて、自慢のスズキスイフトでやって来たドライバー氏は、ネパール人の若い青年(たしかまだ20歳そこそこ)だ。中古のスイフトをローンで購入し、今一生懸命返済の最中だという。

ドライバー氏がWhatsappで予め送ってくれた愛車スイフトの写真
道中色々話をしたが、公然と西ベンガル州知事の批判を展開していたのが印象的だった。自分が社会主義国であるベトナムに住んでいるせいだろうか。
彼曰く、インド人とネパール人、チベット人の関係は良好だそうだ。インド独立以来の思想にもとづき、多様な民族が尊重し合う文化が根付いているのかもしれない。
道にはスピードの出し過ぎを抑止するための柵のようなものが断続的に設置されていた。インドと言えば、25年前の北インドでも、チキンレースの果てに車やバスが路肩で横転している光景を何度も見かけたので、つまりはそういうことなのだろう。
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途中、サバンナのような草原の真ん中を延々と駆け抜けた。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/1200 sec, ISO80)
サバンナのようだな、と思っていたら、象が道を横切ることがあるようだ。本当にサバンナのようだ。
Apple iPhone 15 Pro (9mm, f/2.8, 1/240 sec, ISO25)
日本未発表の野生の5ドアジムニーに遭遇!
と、そこで象並みに衝撃的なものに遭遇する。こ、これは・・・!!
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/230 sec, ISO64)
なんと5ドアジムニーである!インドにはすでに生息していると聞いていたが、日本の皆さんに先がけて野生の5ドアジムニーに出会えるとは、何とも幸運である。
※この日は2025年1月26日。日本で5ドアジムニー(ジムニーノマド)が発表されるのはこの4日後の1月30日、そして4月3日販売開始
ようやく会えた!インドのチベット料理、モモ
途中、峠の食堂に昼食休憩のために立ち寄る。何ということはない地味な食堂だが、ここでもまた最高の出会いが待っていた。
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家庭用の厨房のようなささやかなキッチンで、おそらく家族で何かの仕込み作業をしている。そう、筆者はついに出会うことが出来たのだ。インドで食べられるというチベット料理、「モモ」にである。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO400)
「モモ」という料理はもともとチベットで生まれたものらしい。それがネパール、ブータン、北インドへと南下し、現在ではネパール料理として認識されることも多い。
やがて満を持して、モモが筆者の眼前に運ばれてきた。その見た目だけで昇天しかねない美しさに、目的地のダージリン・シッキムに足を踏み入れる前にこの旅の目的を半分以上達成してしまったかのような満足感が押し寄せる。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/125 sec, ISO100)
いや待て、まだ食べてすらいないではないか。さすがに食べる前に目的達成も何もあるまい。熱々のモモに辛味ソースを付けて口の中に・・・放り込むとヤケド必至なので、ひとかじりしてみる。
・・・ウマーーー!!!
モチッ、からのジュワッと染み渡るジューシーさに、押し寄せる肉感、そこに香辛料の効いたソースが香ばしさを添えてくれる。
まさに求めていた感動が押し寄せてくる。カレーとの対決が避けられないインドで、日本人の口に合いまくるチベット料理を味わうという夢が、今まさに峠の茶屋で結実しているのだ。
そしてもう一つの素晴らしい出会いが、この店の方々である。この顔立ち・・・今にも日本語を話し始めそうではないか!
SONY ILCE-7C (35mm, f/5, 1/40 sec, ISO500)
日本人のような顔立ちの人々にインドの辺境で出会うというカオス体験は、まさに「インドのチベット」に求めていたものだ。
なお、彼らはチベット人ではなくネパール人だという。この旅行中、様々なネパール人およびチベット人に会い、その違いや特徴を聞いたのだが、結局のところ違いはよく分からなかった・・・
そもそもネパール人の中にもインド・アーリア系やチベット・モンゴル系など色々な系統があったり、混血も含めて個人差が大きいため、「ネパール人はこうで、チベット人はこう」という特徴を語るのは難しいようだ。それでも現地の人に「彼はどっちだ」と訊くと「彼はネパリーだ」「彼女はチベタンだ」などと返ってくるのがよく分からなくて面白い。
なお、筆者は何人かのダージリン、シッキムの人達に「あなたはアッサム人のようだ!」と言われたり、「アッサム人かと思ったのでアッサム語で話しかけてしまった!」などと言われたが、一体どうなっているんだ。
そうそう、この店の方々の日本との縁は顔立ちだけではなかった。大のワンピースファンだそうだ。これまた、インドの辺境での体験としては実に嬉しいじゃないか。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO125)
車は標高2000m超のダージリンに向けてさらに峠道を上っていく。
道中ドライバー氏が何気なく興味深すぎる告白をしてくれた。実は先ほどのモモ屋の娘さんに交際を申し込んで、断られたのだという。その後気まずくならなかったのか、と聞くと、普通に友達だ、という。へぇ。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
そしてようやく、ダージリンの町が見えてきた。この後、モモに勝るとも劣らない更なるスペクタクルが待ち受けていることなど、この時は知る由もない。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
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