あけましておめでとうございます。昨年でようやく厄が明けた10maxです。
そう、2020年は後厄でした。そして後一ヶ月で厄が明けるという師走、立て続けに災難が襲いかかりました。
まずは12月3日、AdSenseが突然の表示制限・・・その日突然Google様から「無効なトラフィック(≒不正行為的な何か)が発生している」などと半ば罪人扱いされるという酷い仕打ちを受けました(一応現在一部を除き復活済み)。
そしていよいよカウントダウン迫る12月30日、追い討ちをかけるような出来事が・・・なんと今度は近所で財布を無くしたのです。なんと執拗なる後厄の断末魔。
しかしこれはあくまでも後厄の話。本命たる本厄の2019年はどうだったのでしょう?
安心して下さい。これがきちんと本厄らしい伏線が敷かれている訳ですよ。なんと2019年の秋には出張先のマレーシア・クアラルンプールでちゃんと財布のスリに遭っていた訳ですね。ちゃんとって何だよ。
という事で財布紛失繋がりでちょっとその時のマレーシアの路上スリのお話を。
SONY ILCE-7M2 (75mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO2500)
クアラルンプールの路上で絵に描いたように財布をすられる
場所はKLでも最も栄える繁華街、ブキ・ビンタン。そのブキ・ビンタンの交差点から、マレーシア最大の屋台街であるジャラン・アローへ向かう途中の、よく路上ライブが行われている交差点でした。
何故ここがスリ現場だと思い当たったかと言うと、後から思えば前後の財布の記憶からここしか無かったんです。ここは路上ライブが行われているために常に非常に混雑しており、その夜も人の波をかき分けながら通り抜けようとしていたのですが、その時、目の前に1人の男が現れ、筆者が右に避けようとすれば同じ方に、左に避けようとすればまた同じ方に、と言った具合で立ちはだかったわけです。まあ人混みの中ではよくあると言えばよくある事なのでさして気にしなかったのですが、後で思えばそれは陽動だったのです。その時筆者は迂闊にも、よく旅行者にありがちな斜めがけのバッグを、あろう事か油断して背中側に背負って歩いていたんですね。そしてその立ちはだかり男の相方が背後から財布を抜き取ったのでしょう。
実はその時筆者は1人ではなく、ベトナムのグループ会社からKLに社員旅行に来ていたベトナム人の同僚たちと落ち合って彼らを連れて歩いており、添乗員のごとくジャラン・アローの屋台街へ案内していた所だったので、カバンの事に注意が向いていなかったのが災いしました。特にアジアではカバンは前に抱えて歩きましょうね←
で、屋台街で腰を落ち着けた時に、何故かカバンのジッパーが開いており財布が抜かれていることに気づいたという有様です。
とりあえずクレカを止めて警察へ
まあ現金の多くやパスポートなどはホテルの安全な場所に置いてあったので(これも大事ですね)、主な被害は僅かな現金に加えクレジットカード2枚と保険証くらい。屋台街でタイガービールを呷りながらすぐにクレジットカード会社に電話して止めてもらいました。
そして日が明けてから、仕事の合間を縫って警察へ被害届を出しに行きました。それがあると、万が一クレカの不正利用が合った場合に保証の対象(請求されない)になったり、クレカ付帯の旅行保険で盗まれたものの一部が戻ってくることもあるため、割と大事な手続きです。
警察署は、ブキ・ビンタンからだとGrabで10分も掛からないくらいのところに「Dang Wangi District Police Headquarters」というのがあります。見た目は割とデカくて立派ですが中はボロいです。
被害届の用紙自体はマレー語なので完全にイミフですが、マレーシアの良いところはみんな英語が話せることですね。一つ一つ英語で丁寧にインスラクションしてくれます。
いつどこでどのように盗難に遭ったか、というのも当然訊かれるのですが、もしこれが英語の通じない国だったとしたら一体どれだけ面倒だったろうとゾッとします。
実際海外ではそういう事が多く、このマレーシアの被害届の様式にも、「通訳者」の署名欄がありました。英語の話せない旅行者だったりした時には通訳者を呼んで届け出の内容を伝えるのでしょう。お互い英語が出来て良かった・・・
という事でとりあえず手続き的な事は落着。マレーシアってアジアの中では比較的治安の良いイメージがあるんじゃないかと思いますが、でもそれはあくまでも相対的な話で、路上でのスリくらいは日常的にあるものだということを改めて学ぶことが出来ました(おかげで話のネタも出来ました)。
ちなみに旅行保険に関しては当然申告した現金は保証対象外で、財布本体の時価相当しか戻ってこないとのことで、手間の方が面倒なので申請しませんでした。もう10年近く使ってるボロ財布だったので^^;
そして厄明けに人の世の光明を見る
さて、このマレーシアですられた財布は当然のことながら事実上地球上から消えてしまった訳ですが、冒頭でお伝えした、後厄であるところの昨年末に近所で無くした財布については・・・なんとなんと厄の明けた元旦に筆者のところに戻って来たのです!!
年末に無くした財布、親切な方が警察に届けて下さってました!!
いつものカフェに落ちてたそうで、もちろん中身も全部そのまま&お礼も要らないそう。本当に感謝です🙏🏻
この世界はまだまだ素晴らしい🌅 https://t.co/8g1d00FGrJ pic.twitter.com/5pPjh3qsN9— 10max | 旅とキャンプと車と写真 (@10max) January 1, 2021
こちらの財布、おそらくは子供達が家でわちゃわちゃし出して仕事がしづらくなると訪れる近所のカフェでカバンから落ちてしまったか何かで紛失したのだろうと思っていたのですが、警察の話によるとやはりそのカフェに落ちていたらしく、親切な方が見つけてカフェの店員に渡してくれて、そのカフェから警察に届けられたんだとか。
上のツイートで書いた通り、中の物はもちろん一切がそのまま揃っており、お礼も不要とのこと、誠に深謝です。何かと世知辛さや窮屈さばかりが目に付くこの世紀末(は終わっちゃったか、えっと、じゃあ現代)において、何とも心温まる話じゃあありませんか。
実は今年はちょっと大変な年でして、長男は中学受験を2月に控え、筆者自身も仕事の環境に少しだけ変化がある可能性があるのです。そんな節目の年ですが、後厄も何とかやり過ごす事ができ、そして厄が明けた元旦から実に幸先の良い出来事に恵まれたので、このまま何とか良い方へと向かってくれたらなと思っています。
皆様におかれても良い一年になりますように。
今年もよろしくお願いしますm(_ _)m
SONY ILCE-7M2 (67mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO800)
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