こんにちは。体細胞の5割がフーティウ、4割がブン、3割がフォー、2割がベトナム米、1割がビアサイゴンで構成され、結果体重オーバーになりつつある10max(@10max)です。
本記事では、これまでご紹介してきたホーチミン市内のローカルグルメ店のうち、観光の中心エリアである1区のお店をまとめました。
記事の最後に、ご紹介した店の一覧マップも掲載していますので、ホーチミン観光の際の旅のしおりとしてご活用頂ければ幸いです。
※1区を含めたホーチミン市全体のローカルグルメまとめはこちらを御覧下さい。
- ホーチミン1区にあるもの – 観光・商業の中心エリア
- ホーチミン市1区のベトナムローカルグルメまとめ
- 選べる麺に絶品スープ&モチモチビーフボール「Phở Bò Viên Thập Cẩm」
- 戦前の路地裏に潜む海鮮フーティウの名店「Hủ Tiếu Mực Ông Già Chính Gốc」
- ホーチミンで別格に美味しいフォーが食べられる名店「Phở Thìn By SOL」
- ホーチミンで蟹を食べるなら間違いなく「Quán 94」
- 【バインミーだけじゃ勿体ない】「ニューラン」はベトナムローカルグルメの百貨店
- 黄色いおこげの土鍋ご飯が絶品「Cơm Niêu Thiên Lý」
- 知る人ぞ知る路地裏の蟹うどんの名店「Bánh Canh Cua」
- 親子五代、百年続くサイゴンの街角の麺とお粥食堂「Thành Ký」
- ホカホカ&サクサクで種類豊富な絶品バインミー店「Bánh mì 362」
- フーティウナンバンの名店「Hủ Tiếu Nam Vang Thành Đạt」
- 絶品鴨&豚肉乗せご飯&麺 – ベトナム中華の老舗食堂「天然燒臘家(Lạp Vị Gia Thiên Nhiên)」
- 絶品牛骨スープが癖になる潮州火鍋店「旺和牛(WangHeNiu)」
- ベトナム風ビーフシチュー「ボーコー」の老舗「Bò Kho Cô Mai」
- 絶品豚足スープのベトナム中華麺店「Phát Ký Mì Gia(発記麺家)」
- フーコック島名物ブンクワイの名店「Bún Quậy KIẾN XÂY」
- ヤギ焼肉&ヤギ鍋「LẨU DÊ 214」
- ホーチミン1区のローカルグルメマップ
ホーチミン1区にあるもの – 観光・商業の中心エリア
ホーチミンの1区は、市内でも代表的な観光スポットやホテル、土産店などがひしめいており、同市を訪れる旅人はもちろん在住者にとっても上陸頻度が最も高いエリアです。
1区には、統一会堂やサイゴン大教会、中央郵便局、戦争証跡博物館、サイゴンスカイデッキ、ベンタイン市場などの観光スポットがひしめいています。
その他、1区にある下記の通り名はホーチミン観光で必ず目にする地名だと思います。
ホーチミン市中心の目抜き通りで、夕方や休日になると地元の人達も家族や友人などと繰り出してくる歩行者天国、グエンフエ通り。
バックパッカー向けの安宿街やクラブが並ぶブイビエン通り。
高級ホテルやお土産店が並ぶ、ドンコイ通り。
ホーチミン市1区のベトナムローカルグルメまとめ
そんなホーチミン市1区のローカルベトナム飯の名店達はこちらです。
選べる麺に絶品スープ&モチモチビーフボール「Phở Bò Viên Thập Cẩm」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/160 sec, ISO32)
このPho Bo Vien Thap Camは筆者が大好きなベトナム麺屋の中でもいち推しの名店です。
何しろ筆者の勤務先の舌の肥えたベトナム人社長のおすすめですから、サラリーマンとしては推さないわけにはいきません間違いありません。
フーティウ、フォー、ミーなど複数のベトナム麺から好きな麺を選び、そこに肉やモチモチのミートボール、モツなど好きな具を入れ込みます。
出汁のよく効いたスープも最高です。
なお、社長おすすめと言っても高級店では全くなく、ドローカルな超庶民価格の店です。食とコスパに拘るベトナム人は「高くて美味い店」なんて人に薦めません。
戦前の路地裏に潜む海鮮フーティウの名店「Hủ Tiếu Mực Ông Già Chính Gốc」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO200)
こちらも上のPho Bo Vien Thap Camと甲乙つけ難いベトナム麺の名店です。しかしこちらは同じ同僚でも部下のベトナム人女子に教えてもらった店であるため、サラリーマンとしては社長お薦めの方を上に(以下略)
こちらのHu Tieu Muc Ong Gia Chinh Gocは上の店とは異なり、麺は「フーティウ(Hu Tieu)」と呼ばれるタイプの米麺専門です。それに魚のすり身やイカ、ホタテといった海鮮の具が組み合わされた海鮮フーティウです。
この、魚の出汁がよく染み出したスープが非常にお優しく最高に美味くて、完飲してしまう危険を伴います。
フーティウという麺は数あるベトナム麺の中でも、フォーなどよりもコシがあってツルッとした喉越しの麺で、筆者が最も気に入っている麺の一つです。
そしてこの店の魅力はこのフーティウだけでなく、ベトナム戦争前から変わっていないという路地裏の風景も必見です。
ホーチミンで別格に美味しいフォーが食べられる名店「Phở Thìn By SOL」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/100 sec, ISO80)
Pho Thin by SOLは所謂フォーの正統派のお店。
フォーならどの店で食べても同じ(同じくらい美味い)と思われるかも知れませんが、このPho Thin by SOLのフォーはその中でも「超美味しい」です。
特に絶品なのはスープ。飲んだ瞬間に、その深い味わいに驚かされます。
ホーチミン1区の観光の中心地に加え、旧2区、4区、7区にも店舗があるので、近くにお立ち寄りの際にはぜひ。
ホーチミンで蟹を食べるなら間違いなく「Quán 94」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO100)
Quan 94はホーチミン市内で蟹料理を食べたいなら外せない名店です。
蟹料理といっても高級店ではなく、1缶100円足らずの「333」ビールをひたすら飲みながらカジュアルに食べられる庶民の人気店です。
蟹の身がたっぷり詰まった揚げ春巻きや蟹チャーハン、蟹春雨なども絶品ですし、何より必食なのは殻ごとムシャムシャ食べられる揚げソフトシェルクラブです。
【バインミーだけじゃ勿体ない】「ニューラン」はベトナムローカルグルメの百貨店
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/120 sec, ISO50)
「Như Lan(ニューラン)」はホーチミン1区の観光エリアの真ん中で気軽にバインミーが買えるという事でガイドブックにも載っている有名店ですが、ニューランはバインミーだけで満足していては完全に勿体無い名店です。
ニューランは言わば「ベトナムローカルグルメの百貨店」!
ベトナムっ子御用達のテイクアウト軽食からちょっと通向けのローカル麺まで、わざわざ有名店に足を伸ばさずともここだけで手に入る魔法の様なお店であり、短時間で効率的にローカルフード巡りをしたい旅行者にも大いに助けになります。
黄色いおこげの土鍋ご飯が絶品「Cơm Niêu Thiên Lý」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/80 sec, ISO125)
「Cơm Niêu Thiên Lý」 はホーチミン市内に11店舗を展開する古き良きベトナム家庭料理のお店。
シグネチャーメニューであるカリカリの黄色いおこげの土鍋ご飯を始め、ベトナム在住の筆者も、「おっ、ここはちょっと他には無い面白い店だな」と感じる、ちょっと懐かしい家庭のベトナム料理メニューが魅力で、定期的に通っています。
清潔で一際落ち着いた空間の中で、少し趣の異なるベトナム家庭料理を楽しみたい、という時には非常にお薦めの店です。
知る人ぞ知る路地裏の蟹うどんの名店「Bánh Canh Cua」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO64)
「Bánh Canh」は米粉やタピオカを主材料としたベトナム南東部発祥の麺で、日本でいうと「うどん」のような丸太麺です。その麺を蟹ベースのスープや具をメインに仕上げたのが「Bánh Canh Cua」。
ホーチミン1区の鬼のように分かりづらい路地の奥に得も言われぬ美味うどんが待ち受けていたので感動のあまりご紹介します。
親子五代、百年続くサイゴンの街角の麺とお粥食堂「Thành Ký」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/120 sec, ISO32)
フーティウと中華麺、お粥を、なんと親子五代、百年にも渡って提供し続けているドローカル食堂です。
こちら、出汁の沁み渡るスープを一口食べた瞬間に
「これは何杯でも食べられそうだぞ・・・」
と予感したのですが、美味し過ぎて本当に(以下略)。
また、お粥が超ダークホースで、麺類にも勝るとも劣らない絶品だったので、こちらも見逃せません。
ホカホカ&サクサクで種類豊富な絶品バインミー店「Bánh mì 362」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO80)
Bánh mì 362は40年以上の歴史がある老舗有名店で、ホカホカ&サクサクパンが絶品で具のバリエーションが豊富なバインミー専門店。
1980年頃、ビンタン区のバクダン通り362番地に創業、その後創業の店舗は廃業したものの、現在1区に1店舗、7区に2店舗、旧2区(現トゥドゥック市)に2店舗の計5店舗を展開しています。
店内はお洒落で清潔感もあり、外国人でも安心して利用できる感じです。
フーティウナンバンの名店「Hủ Tiếu Nam Vang Thành Đạt」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO80)
ベトナム語でカンボジアのプノンペンを意味する名前を持つ「フーティウナンバン(Hủ Tiếu Nam Vang)」という麺料理。ホーチミンのローカル麺の中では割とメジャーな存在だったりします。
こちらは地元ベトナム人の間の口コミでも知られる、ホーチミン市内観光の中心である1区界隈で名高いフーティウナンバンの名店です。
絶品鴨&豚肉乗せご飯&麺 – ベトナム中華の老舗食堂「天然燒臘家(Lạp Vị Gia Thiên Nhiên)」
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO100)
ホーチミン1区の観光の中心部にある、創業1938年の「ドローカルな」ベトナム中華料理店。所謂丸い回転テーブルがあるような中〜高級中華料理店ではなく、古くこの辺りに土着した広東系華人が営むこぢんまりとした食堂で、人懐っこいおばちゃんが激旨麺&飯を出してくれる隠れ名店です。
元々食肉の卸販売の店だったようで、店頭にぶら下がった鴨や豚の丸ごと肉が味への自信を物語っています。
絶品牛骨スープが癖になる潮州火鍋店「旺和牛(WangHeNiu)」
SONY ILCE-7C (50mm, f/5.6, 1/50 sec, ISO2000)
絶品牛骨スープを鍋ごと飲み干したいと思ってしまった火鍋の名店が、ホーチミン1区(と7区)の「旺和牛旺和牛潮汕牛肉火鍋(lẩu bò triều châu WangHeNiu)」。創業の地は中国内陸部の重慶で、その後中国国内で上海、北京、天津に展開し、初の海外展開地としてホーチミンにやって来ました。
牛骨出汁の効いたスープは、延々と飲み続けたくなるスープは絶品です。
ベトナム風ビーフシチュー「ボーコー」の老舗「Bò Kho Cô Mai」
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO400)
サイゴンの地にてフランスとベトナムの文化が融合することで生まれ、ベトナムの食材や暑い気候に最適化されて育った、ベトナム版ビーフシチューとも呼ばれる「ボーコー(Bò Kho)」。
「Bò Kho Cô Mai」は、サイゴンの町で牛肉を煮込み続けて40年のホーチミン1区の老舗です。ホロホロに煮込まれた牛肉はベトナムでは中々貴重な、癖になる逸品です。
絶品豚足スープのベトナム中華麺店「Phát Ký Mì Gia(発記麺家)」
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/100 sec, ISO125)
Phát Ký Mì Giaの特徴は「豚足スープ」。豚足をぐつぐつ煮込んだスープもさることながら、骨付きの豚足がドーンと椀の中に入って出てくる様は中々豪快です。ホーチミンでもそのような豚足スープを出す店は限られるので、貴重な一軒です。
また、小麦麺や複数の米麺(フーティウ)など豊富なバリエーションの麺を選ぶ事が出来るのも魅力です。ワンタンや牛肉ボールなどのトッピングも選べます。
フーコック島名物ブンクワイの名店「Bún Quậy KIẾN XÂY」
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO250)
フーコック島名物ご当地麺「Bún Quậy」の有名店「Bún quậy Kiến Xây」。
これが滅法美味く、は島内でも未だに個人的にはベトナムにおけるトップクラスの推し麺の地位を守っているのですが、何とホーチミン1区にその支店が出来ているのを発見しました。
ヤギ焼肉&ヤギ鍋「LẨU DÊ 214」
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO500)
ベトナムではヤギ肉は割りとメジャーな食材であるようで、煮込んでスープなどにも使われます。「LẨU DÊ 214」 はヤギのおっぱい肉が無性に美味しく、そして何より、サイゴンの町を眺めながら路上で七輪を囲む雰囲気が極上な、ヤギ焼肉&ヤギ鍋の名店です。
ホーチミン1区のローカルグルメマップ
以上、ほぼほぼガイドブックには載っていない、筆者が地元のベトナム人に教えてもらったり地元で人気のあるローカルグルメの名店達を集めてみました。
上でご紹介したホーチミン市内のローカルグルメ店を、Googleマップのリストにしましたので、観光などの際の食事場所の参考に、ぜひご活用下さい。
なお、本記事およびマップは随時更新していきます。よいベトナム旅を!
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