こんにちは。最近「ホーチミン」の事を「ホーチ麺」と言ってしまう、麵大好き10max(@10max)です。
(念のためですが、冗談ですよ・・・)
それはともかく今回も絶品ローカル麺屋のご紹介です。ホーチミン1区のローカルエリアに佇む、絶品の豚足スープと中華麺を出す地元民にも人気の名店「Phát Ký Mì Gia(発記麺家/Phát Ký Noodles)」です。
あまりに美味過ぎて3日連続で行ってしまった中毒性の高い店であり、かつ筆者のグルメ師匠である勤務先のベトナム人社長もその味を認めた名店でありますので、自信を持ってお薦めします。
※ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちらを御覧下さい。
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絶品豚足スープのベトナム中華麺店「Phát Ký Mì Gia(発記麺家)」
Phát Ký Mì Gia(発記麺家)はその名の通り中華系の麺屋です。広東系のお店に「記」が付くのは香港やシンガポール、マレーシアなんかと共通ですね。
こちら、細君のママ友のベトナム人のお薦めだったので、以前から行ってみたいと思っていたのです。ベトナム人が勧めてくれるローカルベト飯屋に外れはありません。
ホーチミンにはこうした広東省をルーツに持つ華人が営む麵屋は多いのですが、このPhát Ký Mì Giaの特徴は「豚足スープ」です。豚足をぐつぐつ煮込んだスープもさることながら、骨付きの豚足がドーンと椀の中に入って出てくる様は中々豪快です。しかし食べ辛いという事は全くなく、箸&口で簡単にほぐれるほどホロホロに煮込まれており、言い得ぬ美味さ。ホーチミンでもそのような豚足スープを出す店は限られるので、貴重な一軒です。
また、小麦麺や複数の米麺(フーティウ)など豊富なバリエーションの麺を選ぶ事が出来るのも魅力です。ワンタンや牛肉ボールなどのトッピングも選べます。
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Phát Ký Mì Gia(発記麺家)のアクセス
Phát Ký Mì Giaは、ホーチミン市の観光の中心である1区の中でも、4区寄りのローカル色が濃いエリアにあります。徒歩5分ほどのところにロシアンマーケットがあり、3日連続のうちの1回はロシアンマーケットついでに立ち寄ったのでした(後の2回はグエンフエ通りの職場から車で5〜6分)。
Googleマップでは「PHÁT KÝ NOODLES」で登録されています。
外観と店内
店があるのは1区の西の方のローカルエリアですが、ホーチミン中心部の象徴、サイゴンスカイデッキのあるビテクスコ・フィナンシャルタワーが見えます。
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この赤い看板が目印。中華系のお店といえば5区のチョロンのイメージがありますが、1区のこの辺りも割と中華系は多いです。
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店頭に厨房がある配置はベトナムローカル食堂の鉄板。左奥に裸のおじさんがいますが、それも鉄板です。
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裸のおじさんの背後から。このおじさん、お客さんかと思いきや、このポジショニングはこの店の影の実力者かも知れません。
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影の実力者、立ち上がりました。堂々たる裸です。
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そんな事はどうでもよくて、こちらが客席の様子です。ステンレステーブルにプラスチック風呂椅子という典型的なベトナムローカル飯屋スタイル。
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でも中々清潔感のあるスタイル。写真は撮っていませんがトイレも綺麗でした。
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メニュー – シグネチャーの豚足スープと選べる麺
メニューは大きく3つのカテゴリーに分かれています。
- シーフード&肉入り麺
- 豚足スープ&麺セット(椀が2つ)
- 肉入り麺
左の1ページ目がシーフード&肉入り麺のカテゴリー。
そして右側の2ページ目が豚足スープ&麺セットのカテゴリー。これがこの店のシグネチャーです。このページのメニューでは、豚足スープ用と麺用の2つの椀が出てきます。
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そして3ページ目が肉入り麺。最後の4ページ目にはトッピングとドリンクが載っています。
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で、このそれぞれの大カテゴリーの中で、麺・ワンタンの種類を選ぶシステム。組合せも合わせると何とその選択肢は9種類!
- 小麦玉子麺
- ワンタン
- ワンタン&小麦玉子麺
- 乾麺(インスタント麺)
- 幅広米麺(Hu tieu mi)&小麦玉子麺&ワンタン
- 幅広米麺(Hu tieu mi)
- 幅広米麺(Hu tieu mi)&小麦玉子麺
- 細米麺(Hu tieu dai)
- ビーフン(Bun gao)
こんな風にその日の気分によって麺を選べる店がちょくちょくありますが、筆者のような「Men’s(麺ズ)」としてはこういう店だとリピートしたくなりますね。一番お気に入りのこの名店も選べる麺システムです。
実食!絶品豚足スープと欲張り麺
ではいよいよ実食と行きましょう。
まずは1ページ目のシーフード&肉入り麺カテゴリーから、麺は「幅広米麺(Hu tieu mi)&小麦玉子麺&ワンタン」の最強欲張りコンビネーション。
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ホーチミンの中華はベトナム南部らしくやや甘み(砂糖とかではなく、旨味)のあるスープが多いですが、こちらのスープもやや甘みはあるものの、どちらかという出汁主体のお味なのが良きです。
こちらが小麦玉子麺。いわゆる中華麺ですね。縮れは控えめで、歯触り、弾力共にちょうどよく、油断するとあっという間に平らげてしまいそう。
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そしてこちらが幅広米麺のフーティウ(Hu tieu)。フーティウには大まかに、幅広柔らか麺で中国オリジナルに近い「Hu tieu mem」と、南部風にコシのある細麺の「Hu tieu dai」の2種類があると思っているのですが、こちらは前者だと思います(メニューには「Hu tieu mi」とありましたが)。
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程よく弾力のある玉子麺と、プルっと柔らかい米麺を同時に味わえるこの欲張りな組合せはまさに至高です。
そして次にいよいよ、Phát Ký Mì Giaのシグネチャーメニュー、豚足スープと麺のセット!
ドーン!!
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これ、実は最初の2回は、豚足スープと麺がどうやって出てくるのかだとか注文の仕方だとかがよく分からなかったため、ヒヨって頼まなかったのです。しかし3回目に職場のベトナム人社長達を連れて行って初めてこれが代表選手だと分かり、注文の仕方を教えて貰ってトライする事が出来ました。やはりローカル飯屋はベトナム人と一緒に来るのが一番ですね。
しかしこの豚足、ド迫力!麺のお椀より豚足のお椀の方がデカい(笑)
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見た感じ、大きすぎて食べきれないんじゃあないか、と不安がよぎりますが、実は大部分が豚骨なので、ボリュームとしては程よいです。
部位によっては箸でほぐせて、それが出来ない場合も口で簡単に骨から身をスルっと外せるので、見た目ほどハードルは高くありません。
そして、スープの味が微妙に麺のそれと違っている感じがしましたね。こちらの方が甘みが少なく、豚骨の出汁がストレートに味わえる感じ。意外と細やかな味付けの調整をしているのかも知れません。
最後にちょっと変化球で、最後のページのトッピング「EXTRA FOODS」と麺の組合せ。肉団子(Meatballs)に玉子麺とフーティウのコンボを頼みました。
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この手の肉団子はベトナムでは結構メジャーで、個人的に大好きなのです。モチモチの肉団子に味が染みて、最高です。
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そうそう、味変にこの赤い調味料をぜひお試し下さい。
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こうして小皿に取って、エビや肉などの具に付けながら食べると、いいアクセントになりますし、少しスープに浸せば徐々に本体も味がくっきりしていい感じの味変が楽しめます。
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ベトナム人のグルメ師匠も高評価の味をお試しあれ
とまあこんな感じで、行かない理由が見つからないほどの名店ぷりです。
そうそう、冒頭で申し上げた通り、日々筆者に珠玉のローカルグルメを伝授してくれる勤務先の社長をこの店に連れて行ったのですが、
「Umm… 4 stars!」
との評価・・・流石グルメ師匠だけあっていきなり満点とは行きまでんでしたが、中々の高評価!!ついに認めてもらえる日がやってきました(笑)
何と今日もこの麺屋・・・!日本からの来客と共に、グルメ師匠でもあるベトナム人社長を連れて行ったら美味しいと喜んでくれた!ついに師匠に認められる日が🥺✨
ちなみに彼と一緒に行って初めてこの豚足がシグネチャーである事が判明。やっぱローカルベト飯はベトナム人と一緒に行くのが一番ですね💡 https://t.co/NMx3d4E5Va pic.twitter.com/g9FvtRxpBG— 10ma𝕏🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) October 18, 2023
広東生まれベトナムローカル育ちの豚足スープと絶品麺、ぜひお試しいただきたい名店です。
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