こんにちは。瞬間的に山羊と羊の違いが分からなくなる事がある10max(@10max)です。
先日Twitter(旧X)の旅友のムーさんがホーチミンに遊びに来られた際に連れて行って下さった、ホーチミン1区のヤギ焼肉屋が実に名店で、調べてみるとヤギ界隈では中々の有名店である事も分かったので、ご紹介します。
続いて、ムーさんに教えてもらったヤギ肉焼肉でオッパイ肉を焼いてます🐏次は昆明辺りで集まる事が決まりました✨
シーサンパンナ(西双版納)の話題でこんなに盛り上がる人って中々居ないぜ😆 https://t.co/wxivIYckRr pic.twitter.com/ib7QYsrmcm
— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) September 7, 2023
ヤギのおっぱい肉が無性に美味しく、そして何より、サイゴンの町を眺めながら路上で七輪を囲む雰囲気が極上なので、ベトナムのローカル感を味わいたい方にも非常にお薦めです。味も雰囲気も最高だったため、家族を連れて再訪しました。
※ホーチミン市内のローカルグルメのまとめはこちらを御覧下さい。
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ホーチミン1区のヤギ焼肉とヤギ鍋の名店「LẨU DÊ 214」
アジア旅通であり呑兵衛でもあるムーさんのお薦めとのことで、まず間違いない名店だろうとは思っていましたが、「LẨU DÊ 214」 のヤギ焼肉は絶品でした。
店名の「LẨU DÊ 214」ですが、ベトナム語で「LẨU」は「スープ・鍋」、「DÊ」は「ヤギ」ということで、どちらかというとヤギ鍋の方が本流なのかも知れませんが、焼肉も激美味です。
ベトナムではヤギ肉は割りとメジャーな食材であるようで、煮込んでスープなどにも使われます。一方日本ではヒツジ肉はメジャーですが、ヤギ肉を食べる文化というのはあまり馴染みが有りません。知る限りでは沖縄県と長野県の一部辺りでしょうか。しかし、ヒツジがいけるならヤギも美味しいだろう、というのは何となく想像がつきます(適当)。何しろ筆者などは時折ヤギとヒツジの区別が(以下略)。
こんな感じで、路上にテーブルを出して夜風を感じながらビールを飲み食事をするのにピッタリな歩道があります。
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・・・あ、公共の歩道なんですよね、一応。しかし、ベトナムの歩道に基本的人権はありません。
実は、「LẨU DÊ 214」の辺りはちょっとしたヤギ焼肉ストリートになっていて、2,3軒のヤギ焼肉&ヤギ鍋店が並んでおり、すぐお隣にも別のヤギ焼肉&鍋屋さんがあります。
ベトナム語の口コミサイトなどを見てみると、この辺りはヤギ焼肉&鍋好きがしばしが足を運ぶようで、このように名店の周りに同じ業態の店が並ぶというのはベトナムでは鉄板です。
厳密にはどれが一番美味しいとかは、舌が雑な筆者にはよく分かりません。同じ並びであれば実は味や価格含め大体横並びな感じな事が多いので、
「ヤギ焼肉を食べたいからあの辺に行こう!何軒かあるから空いてるところに入ろう!」
的なベトナム人的ノリがあるのかも知れません。
「LẨU DÊ 214」のアクセス
「LẨU DÊ 214」は1区の南の方にあり、観光の中心であるグエンフエ通りやドンコイ通り、ブイビエン通り辺りから車で5分ほどです。ローカル色の濃い4区に近いエリアだけあって、1区の中でもローカル感が味わえつつ、でも治安もアクセスも良いという、あまり知られていませんが非常に魅力的なエリアです。
ちなみこれもベトナムあるあるですが、店名「LẨU DÊ 214」の214は住所の番地そのままで、直訳すると「214番地の山羊鍋」です(笑)
店の外観 – ストリートの雰囲気が最高
とにかく最高なのは、雰囲気。店内もいいですが、外が最高です。
歩道にこんなにお店広げてていいのか、と思うかも知れませんが、安心して下さい。ベトナムスタンダードです。近い将来取り締まられるという話もありますが、きっと袖の下で解決でしょう。知らんけど。
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ホーチミンはバンコクより南にありますが、朝晩は本当に涼しいです。サイゴンの夜風を感じながらのオープンエア焼肉は、人生の喜びそのものと言っても過言ではありません。
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メニュー
メニューは見開き裏表のみのシンプルなもので、ヤギ一本足打法。ブレがありません。ヤギ愛すら感じられます。
こちらは焼肉の面。何はともあれ一番左上の「GOAT BREAST」はマストトライ。ヤギのオッパイ肉です。柔らかくて癖もなくて、「オ◯パ◯ってなんて美味しいんだ!」などと普段言いづらいセリフも堂々と言えるという特典も付いて 本当に美味しいです。
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2番手は無難に、「GOAT BREAST」の下にある「GRILLED GOAT」です。どの部位かは分かりませんが、かなり普通に美味しい肉です(語彙力)。下味が付けてあって、こちらも普通にかなり美味です(語彙・・・)。
右側の真ん中に「GOAT BREAST+MEAT」という、おっぱい肉と普通の肉のハーフ&ハーフの盛り合わせもあるので、少人数の時などはこちらも良いでしょう。
ちなみに筆者が中学生男子2名含む家族4人で行った際は、「盛り合わせ×1」と、追加で「おっぱい肉×1」の2皿で丁度いい感じでした。
裏面(と言うか表紙&背表紙)は、HOT POT(ヤギ鍋)と飲み物。恐らくヤギ鍋が表紙かつ項番1になっているので、やはり看板メニューは鍋なんでしょうね。こちらはまだトライしたことが無いのですが、ぜひ挑戦してみたいと思っています。 →後日、ヤギ鍋にもトライしました!
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実食!おっぱい肉の柔らかさに感動
席につくと何故か胡麻煎餅が出てきます。お通し?子供達はウマイウマイとあっという間に平らげてました。
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その煎餅の右の小皿が焼肉用のタレです。「しょっぱ甘辛酸っぱい」と言うようなやや斬新な味ですが、ヤギ肉に意外と合うんです。
そして登場!おっぱい肉と普通の肉(雑な紹介ですまん、肉)の盛り合わせ!オクラは自動的に乗ってきます。
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肉焼け待ちの尊い時間が流れます。
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そうそう、羊肉(ラム肉)って、人によっては癖があって苦手、っ゙て言う人もいると思うのですが、ヤギ肉は(少なくともここのは)、そう言うのはあまりないと思います。特におっぱい肉は柔らかこそ(いい意味で)特色ですが、味に関しては至ってプレーン。若干付けられた下味がいい感じに引き立ってます。
まあそりゃあビアサイゴンも進みます。この時は家族で行ったので2本くらいで矛を収めましたが、最初にムーさんと行った時には無数の緑の瓶が・・・植林でもしてるのかという程に並びましたね。
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店員のおばちゃんやおじちゃんがたまに網を替えてくれます。こうした親切なオペレーションもベトナムでは鉄網です。じゃない、鉄板です。
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(2024年3月24日追記)
後日、ヤギ鍋にも挑戦しました!こんな感じで、既にヤギ肉が放り込まれた熱々の鍋と、豆腐類、野菜、そして麺がセットで登場します。
まずヤギ汁スープが絶品!意外と癖もなく、出汁がよく出ていて、ずっと飲めてしまう感じです。
ヤギ肉も柔らかく、豆腐類、特に揚げ豆腐(奥の皮みたいなの)にスープの出汁がよく染み込んで相性バツグン。
最後に〆の麺類を投入して仕上げれば、幸福度抜群。
量は意外と多くないので、3人くらいいれば、焼き肉からの〆に鍋、と言う流れが理想的かと思います。
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最高のストリートで最高のヤギ肉を焼こう
ということで(どういう事だ)、ヤギ肉の美味しさだけでなく、サイゴンの風を感じられるストリートで七輪を囲むという極上のシチュエーションで「オッパ◯最高!」などと叫びながら サイゴンビアを飲むという至高の体験を味わってみてはいかがでしょうか。
またサイゴンのどこかでお会いしましょう。
※この店が好きな方はこちらの路上ビアホイも好きなはず↓
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