昨夜は無事にウブドの宿にチェックインし、バリ島料理を堪能し、コテージの前の田んぼと虫の声に包まれながらバリ島ビールを堪能しました。
この「Puri Raya Villa」という田園コテージ、とんでもない神宿でしたので、激しくおすすめです。
「バリ島でどこが一番良かった?」と訊かれたら、数々の世界遺産たちを脇に置いて「そりゃあPuri Raya Villaダヨ!!」と答えてしまいそうな程です。
いや、実際筆者なら、バリ島の強豪おすすめスポットの中でも3本の指に含めると思います。個人的にこの宿は、ウブドの、そしてバリ島の美しさと空気感の象徴のように感じました。
ここでの2泊の滞在はそれほどに素晴らしいものでしたので、詳しくご紹介したいと思います。
ウブドの魅力溢るるお薦めコテージ「Puri Raya Villa」
このPuri Raya Villaは、ウブドの田園地帯の投宿先をBooking.comで「あっちも良さそうこっちも良さそう」と探していて発見したコテージタイプの宿です。
条件は以下の通り。
- 水田・棚田の風情・景色を味わえる
- 市街地の喧騒から隔絶されている
- とは言えいざとなればウブド市街地へ出やすい
- 4人1部屋で泊まれる
- 1泊1部屋当り1万円前後
バリ島と言うと「南国のビーチリゾート」というイメージもありますが、個人的に今回は「サパの棚田」に端を発していますので、1番目の「水田・棚田の風情」というのを非常に楽しみにしていました。
そして結果的に、今回のPuri Raya Villaは上の5項目を全て満たしてくれたのですが、特に突出して素晴らしかったのが、この「水田・棚田の風情」を味わえる具合だったのです。
バリ島の全てが詰まっているかのような田園の朝
しつこいですが、このPuri Raya Villaの一番の魅力は、ウブドの田園の美しさ。もう、「脳内のウブドを広げたらこの景色になった」というような世界が自室のすぐ目の前に広がる、実に素晴らしいコテージなのです。
宿の着いたのは夜だったのでその日は知る由も無かったのですが、翌朝部屋のドアを開けて、その美しい景色と空気に言葉を失いました。
水田に立ち昇る朝もやの中、ヤシの木々の間から射し込む朝日・・・その光が織りなす光と影・・・。まるで現実の世界から神々の楽園へと転生したかの様な錯覚に囚われます。
SONY ILCE-7C (41mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
心を動かしたのは景色だけではありません。
360度から聞こえてくる鶏と野鳥の歌声・・・。まるで生命のエネルギーが来光を喜び讃える讃歌のように聞こえます。
動画を撮影したので、可能ならぜひ音声をONにしてご覧下さい。
大げさでも何でもなく、本当に自室の目の前にこの情景が広がっているのです。もう、まさに脳内のウブドの田園イメージそのまま・・・いやむしろ想像を遥かに上回る美しさに、感動のあまり少し鼓動が早まったほどです。
下の写真の右側に写っているのが我が家が泊まったコテージです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/50 sec, ISO100)
夜は虫の音と暗闇に包まれる
朝から一転、夜は喧しい虫の声と暗闇に包まれます。点々と灯る優しい明りが心に沁みます。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/7 sec, ISO800)
こちらもよろしければ動画をご覧下さい。
このような心洗われる夜の帳の中で飲むバリ島地ビール、まさに至福の時間。夕食時に、晩酌用のビールを部屋に持って行きたいと頼んだところ在庫が無かったらしく、オーナーさんがバイクで買って来てくれました。ナイスガイです。
SONY ILCE-7C (92mm, f/4.5, 1/25 sec, ISO12800)
プライベート感満点の客室コテージ
客室は美しいバリ島様式の建築。1棟1棟が離れていて、プライベートな空間を楽しむことが出来ます。下の写真の右側に写っているのがコテージの1つ(これは我が家の隣のコテージ)で、こんな塩梅に一軒家のようなコテージが独立して建っています。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
ところで、何とも迂闊なことに客室内の写真を撮り忘れてしまったので、Puri Raya VillaがGoogleマップにアップしている写真を拝借します。外の景色があまりに美し過ぎて室内にまで意識が回りませんでした・・・って事で^^;
室内も非常に美しく落ち着いた空間です。
木張りの天井にライトもとてもいい雰囲気。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO400)
我が家が泊まった「ヴィラ ガーデンビュー」にはベッドルームが2つあり、それぞれに大人2人が余裕を持って寝られるクイーンサイズベッドが1台ずつ備わっていました。子供達はもう1つの寝室で楽しそうにやってました。これ絶対子供達楽しいやつです。
バスルーム&トイレは半分屋外ですが、虫はそれほど多くはないので神経質な方でなければ問題ないでしょう。お湯も問題なく出ます。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/100 sec, ISO125)
「ヴィラ ガーデンビュー」にはバスルーム&トイレもそれぞれ2つ付いていました。写真に写っていませんが、トイレには所謂ベトジェット(筆者命名。別名ハンドシャワー)も付いています。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/270 sec, ISO25)
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/800 sec, ISO32)
居心地の良い食堂とバリ島家庭料理
こちらが食堂です。朝食、夕食にバリ島の家庭料理を楽しむことが出来ます。この建物自体が既にお洒落です。
SONY ILCE-7C (20mm, f/3.2, 1/1600 sec, ISO100)
食堂の前にはプールがあります。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
食堂も非常にお洒落で落ち着いた空間になっています。扉が開放されていて棚田を眺めながら食事が出来るのが素晴らしい。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/250 sec, ISO100)
ナシゴレン。これ絶対美味いやつ。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/60 sec, ISO100)
夕食。名前は分からないけどこれも絶対美味いやつ。バリ島地ビールSINGARAJAと共に。
SONY ILCE-7C (35mm, f/5, 1/40 sec, ISO8000)
バリコーヒーも頂けます。甘くてほろ苦い。
SONY ILCE-7C (42mm, f/3.2, 1/50 sec, ISO200)
オーナーさん車でバリ島内自由アレンジツアー
宿のオーナーさんの車でのバリ島内プライベートツアーもアレンジしてくれます。
行き先も自由にリクエスト出来ます。今回のバリ島滞在の前半は、ウブドを中心としたバリ島内陸部の名所を回りましたが、それに当たってはPuri Raya Villaのオーナーさんに行きたい場所を予め大まかに伝え、「それなら2日間あればこことここも行けるね」みたいな逆提案も貰いながらルートを決めました。
今回は、観光プランでもご紹介した通り、2日間で以下を回るドライブツアーをお願いしました。オーナーさんは英語が堪能なので色々説明してもらえて、非常に素晴らしいツアーになります。
- テララガン・ライステラス(棚田・軽く立寄りのみ)
- ティルタ ウンプル寺院
- キンタマーニ高原
- ブサキ寺院
- ジャティルウィ・ライステラス(棚田)
- タナロット寺院
で・・・肝心の料金を忘れてしまいました・・・。
高いという印象は全くなく、まる2日でこれなら全然リーズナブルだな、と思った記憶があります。申し訳ありませんが、予約された後で宿のオーナーさんに訊いてみて下さいm(__)m
リーズナブルで好立地 – Puri Raya Villaの場所、料金
Puri Raya Villaは、ウブド郊外の田園地帯に位置します。ウブド王宮などのあるウブド市街から、北の方に来るまで20分ほどです。
バリ島のちょうどど真ん中に当たるので、ウブド周辺はもちろん、キンタマーニ高原などのバリ島北部観光の拠点としても最適です。
ただ、バリ島内陸部は東西を横断する道路が少ないので、北部に加えてに西部や東部方面を攻める場合には少々長く滞在しないと難しいでしょうね。
料金は、上でご紹介した「ヴィラ ガーデンビュー」の場合、1泊1部屋あたり約1万1千円でした。
ただしこの時期はメーデーなどと絡んだピークシーズンのため少々高くなっており、例えば今調べてみたところ、週末でも1泊7000円台まで下がっていました。
部屋タイプごとの最新の料金は下記でチェックしてみて下さい。
Puri Raya Villaでウブドの全てを吸い込もう
ということで、ウブド郊外田園地帯での滞在をお考えなら、Puri Raya Villa、心の底からお薦めです。
息を呑む棚田の景色、その絶景に囲まれたプライベートなコテージ、美味しいバリ料理、アレンジ自由なドライブツアー・・・そしてリーズナブルな価格。これ以上何を望まんや。
この田園コテージが、バリ島の並み居る世界遺産に食い込むほど素晴らしい場所だと筆者が感じた理由が、少しでもお伝えできたのであれば幸いです。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/500 sec, ISO100)
さて、次の記事からは旅行記に戻ります。
(2023年4月29日~5月1日に宿泊)
つづき↓
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