こんにちは。小学生の頃「ブッチャー!」と言いながら必殺地獄突きのマネをするのが流行っていたなぁ、と懐かしく思い出している10max(@10max)です。
と言うのも、今日はハノイ名物料理「ブンチャー」の名店のご紹介をしようと思っているからです。
ハノイ出張の度にちょくちょくブンチャーを食べに行きますが、その中でも一番お気に入りの、ハノイ旧市街にあってローカル風情満点で地元民にも人気の路地裏ブンチャー店です。
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ハノイ旧市街のブンチャーの名店「Bún Chả 74 Hàng Quạt」
「ブンチャー(Bún chả)」は、ハノイ発祥と言われるベトナム料理の代表選手であり、プロレス選手のブッチャーとは恐らく関係ありません。
ベトナムの代表的米麺「Bún」を、炭火焼きの豚肉のつくねのようなものが入った甘辛い汁につけて食べる(「練り物」や「つける」の意味を持つ「chả」)料理で、揚げ春巻きが添えられることも多いです。
これも別添の野菜やハーブと一緒に頂くことで、甘辛さと爽やかさ、それに炭火焼豚肉の香ばしさが相まって、日本人の口にも非常によく合う逸品です。
「Bún Chả 74 Hàng Quạt」はハノイ旧市街の好立地で、ローカル風情満点の素晴らしいブンチャーの名店です。25年の歴史を持ち、地元民に人気なだけでなく、最近は旅行者の間にも少しずつ名声が轟きつつあるようです。
Bún Chả 74 Hàng Quạtのアクセス
ハノイ旧市街、ホアンキエム湖畔から徒歩で5分程の至近の便利な立地です。
すぐ近くには、オリジナル木彫りはんこを作れる「フック・ロイ」もあります。
またここから7〜8分歩いたホアンキエム湖畔には、こちらもやはりハノイのローカル風情が溢れまくるフォーの名店があります。
外観と店内
隠れ名店でありますので、店舗はこのごちゃごちゃした通りに埋もれそうになりつつ密かに存在します。どこか分かりますかね?
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これです↓。この赤地に黃文字の看板が目印。営業はダラダラ続けず10時〜14時のみというワイルドなスタイル。
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この路地を入っていくのか・・・入口はどこなんだろう・・・?
と思われるかも知れませんが、実はもう既に店内に入っているというベトナム式魔術。
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路地なのか店内なのかよく分からないところが厨房になっているのがハノイ式です。ここで毎朝400〜500食分を下ごしらえし、無くなったら終わり、というワイルドなスタイル。
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上の調理場で下ごしらえされた豚つくねなどを、注文が入る度にこの炭火で香ばしく焼き上げるワイルドなスタイル。すみません。言いたいだけです。
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熱くて大変そうですが、ここがブンチャーという料理の要、プロレスで言えばショートストップです。いや、野球ですか。
こうしたワイルドな調理法により、この名店のブンチャーは常にフレッシュで香ばしく最高の味が保たれるのです。路地だろうが何だろうが、爆旨が約束されているのです。ワイルドだぜぇ。
さらに進んでいくと、普通に他の店の入口なども並んでいます。やっぱり道だよね、ここ・・・ワイルドにも程があるぜぇ。
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その奥に、ようやく客席のようなものが見えてきました。この辺りで着席するようです。
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なお、突き当りの建物の中に屋内席のようなものもあります↓。一度だけこちらを利用したことがありますが、有料のドリンクを頼めと言われました。恐らく奥は別のカフェ的な店舗で、手前のブンチャー屋と緩い協業関係にあるのでしょうね。ベトナムあるあるです。
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普段はこちらの路上の席で頂きます。
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実食!香ばしくボリュームたっぷり、ハノイ名物ブンチャー
さて改めて、実食です。こちらがブンチャー1人前の基本セット79,000ドン(≒約450円。本記事執筆時点)。写真には写っていませんが、薬味的にニンニクと唐辛子も添えられます。
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ローカル飯にしては若干高いと思われるかも知れませんが、ものすごいブン量なので満足度には比例しています。場所柄というのもあるのかも知れませんが、他のエリアでブンチャー食べた時も似たような値段でしたね。全体的に物価が上がっているのは間違いないです。
豚肉と豚つくね、人参とカブが入った甘辛いスープ。先ほど熱そうな炉の前でお姉さんが焼いてくれていた、こちらこそがブンチャーの肝です。
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カリッと焼き上げられた表面と、噛むと溢れ出る肉汁・・・実にジューシーで香ばしく、ベトナムが肉消費の7割が豚肉と言われる「豚焼き大国」であることを思い知らされます。
それにお好みで野菜をぶっ込みます。ハーブ系なので、爽やかな香りが広がり、豚肉の脂っぽさを中和してくれます。
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そこにブンをぶっ込みます。
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ブンは一般的に「麺」と位置づけられますが、こうして皿に盛って出された場合には、素麺のようなイメージでいると、ブン同士がゴソッとくっついて来てしまって箸だけでは全然取れません。むしろ「餅米の塊」くらいのイメージで、スプーンを駆使しながら「むしり取る」感じで挑むと取りやすいです。
この「ブンの塊」を上のスープに付け、甘辛いスープと豚肉と一緒に頂きます。豚肉の「カリッじゅ〜」とブンの「モチッ」が得も言われぬハーモニーを醸し出します。ブンというのは味が絡みやすいですしね。
そして忘れてはならないのが揚げ春巻き。ブンと同様、スープに浸して頂きます。こちらもサクッと揚がった表面と、噛むと溢れ出るジューシーな具との掛け合いが最高です。
という事で(どういうことだ)、ハノイ名物ブンチャーを、ハノイらしいローカル風情満点の名店(ほぼ路地だけど)で頂くという至高の体験を、「Bún Chả 74 Hàng Quạt」で満喫してみてはいかがでしょうか。
ハノイ旧市街で観光の際は、ランチの候補にぜひ加えてみて下さい^^
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