死の滝「Khau Làn waterfall」から生還し、バイクドライバー氏が立ち寄ってくれた屋台で揚げパンを食し、次なる目的地、お椀がポコポコ並ぶ珍絶景「Quan Ba Heaven Gate」へと向かう。
サイヤ人も死地を脱する度に戦闘力を格段に上げると言うから、ひとたび窮地を乗り越えた経験を以てすれば、お椀が並んでいようがタライが降って来ようが、驚くような事はあるまい。
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お椀が並ぶQuản Bạ Heaven Gateの珍絶景
滝のあるワイルド過ぎる山道からハザンループのメインルートに戻り、少し峠道を上ると30分も経たずに、今回初めての絶景ポイント「Quản Bạ Heaven Gate」に到着する。
このような駐車スペースが設けられているので一旦ここでバイクを停めて写真を撮影する。
Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/3900 sec, ISO50)
あれ?思ってたのとなんか違う・・・お椀・・・ポコ・・・ポコ?
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
そう、これはこれで良い景色なのであるが、実はこれは罠で、ここから数百mほど進んだ地点に、お椀を眺められるベストポイントがある。この微妙な駐車場のズレは何らかの陰謀に違いない(違う)。
という事でちょっと北の方に進んだところでベストポイントを発見。このような塩梅で、お椀を伏せたような山々がポコポコ並ぶさまは、中々の珍景である。なお、タライは降ってこなかった。
Quan Ba Heaven Gateの場所
大体この辺。大体であるため、ウロウロベストスポットを探して頂きたい。
その他のハザンの絶景スポットについては下記記事をご参照下さい。
Quan Baの町に降りてきた。町中からもポコポコ山が見える。何とも牧歌的である。ギザのピラミッドを想起させる(ようなさせないような)。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/5800 sec, ISO64)
しばらく長閑な田園風景の中を走る。
Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/2400 sec, ISO50)
そしてまた峠に入る。峠に差し掛かる度に、絶景が訪れる。贅の沢である。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/10000 sec, ISO100)
Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/3000 sec, ISO40)
子供たちが手を振ってくれる。一人、モリゾーのように木と同化している子供がいる。シャイなのだろうか。
Apple iPhone 15 Pro (9mm, f/2.8, 1/590 sec, ISO25)
Lung Tam麻織物工房でモン族の伝統技術を見学
峠を越えて、Lung Tamという集落にやって来た。ここにはモン族の伝統工芸である麻織物の工房があるらしい。
やって来たというか、例によって立ち寄る場所は半ばドライバー氏に委ねられているので、着いてみたらそういう場所だった、という結果論である。
このLung Tamの麻織物工房では、モン族の間に古くから伝わる麻織物のプロの技術を実際に見学する事が出来る。プロのモン族の女性たちが、麻から糸を紡ぎ、糸を織って布にして、天然素材の染料で染めたり文様を付けたりするプロの作業工程を間近に見る事が出来る。別に「プロの」以外に語彙が浮かばないという訳では、決して(ry
SONY ILCE-7C (40mm, f/3.2, 1/60 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (55mm, f/4, 1/60 sec, ISO250)
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (59mm, f/4, 1/60 sec, ISO640)
SONY ILCE-7C (40mm, f/3.5, 1/160 sec, ISO100)
ゴロゴロやって布を薄く平らに伸ばしているところ↓
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO1250)
SONY ILCE-7C (35mm, f/3.5, 1/125 sec, ISO100)
最後に麻織物で作ったカバンや小物などの土産を買う事も出来るので、物色してみるとよいだろう。押し売られるような雰囲気は皆無なのでゆっくり見て回ることが出来る。
Lung Tam麻織物工房の場所
その他、ハザンで少数民族の暮らしに触れられる場所については下記記事をご参照下さい。
美人過ぎる教師と峠の飯屋
Lung Tamの集落を出て、しばし長閑な里山風景の中を走る。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/12000 sec, ISO100)
しばらく緩やかな峠道を登っていくと、ここで昼食を摂ろう、とドライバーのLittle Ant氏。峠の茶屋ならぬ、峠のベト飯屋が現れる。いや現れたのは我々か。
Apple iPhone 15 Pro (6.7649998663709mm, f/1.8, 1/5000 sec, ISO80)
筆者は定番の焼きそば、Mi Xaoを頂く。決して間違わない鉄板メニューである。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO125)
ところで、このベト飯屋にはすこぶる美人過ぎる女将さんがおり、本職は教師だと言う。教師で女将が務まるのか、と言った細かい話が吹き飛んでしまう程の美人さんである。
32歳独身のLittle Ant氏はすっかり鼻の下を伸ばしており、ツーショットを撮影してくれとせがまれる。その写真をZaloで送ると、Little Ant氏、いたくゴキゲンである。壁紙にしてくれ。
腹も満たされ、ドライバー氏もゴキゲンになったところで、再び鉄の馬にまたがる。
この後、この旅の中で最も感動した場所のうちの二つである、Đường Thượngの谷の少数民族集落と、その谷を見下ろす大絶景を訪れる。
本記事のルート
本記事の概ねの範囲です。実際の細かい走行ルートとは異なります。
(2024年4月19日の記録)
つづく
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