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コルカタ最大のモスク「ナコーダ・マスジット」でムガル帝国に思いを馳せる | ダージリン・シッキム旅行記(4)

コルカタにあるというピンク色のモスクが、街の雑踏と相まって実によい雰囲気を醸し出していると聞き、行ってみることにした。

ナコーダ・マスジット, Nakhoda Masjid, モスク, コルカタ, インド

SONY ILCE-7C (65mm, f/4, 1/800 sec, ISO100)
喧騒の向こうに巨大なピンクのモスクが見えてきた

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ずっと見ていたいコルカタの市内風景 - リクシャー、バス、黄色いタクシー、頭上運搬 | ダージリン・シッキム旅行記②
世界一長い名前疑惑の空港から市内に到着し、早速コルカタの散策を開始する。25年ぶりのインドの喧騒は、五感を通して形容し難い興奮と懐かしさを脳内に流し込んでくる。※前の記事↓その感覚を、まずは写真を羅列することでお伝えしたい。 ぶっちゃけ文章...

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コルカタ最大のモスク、ナコーダ・マスジット

その名を、ナコーダ・マスジット、あるいはナコーダ・モスクという。コルカタ最大のモスクと言われている。

布類を売る商店街の一角に、唐突に荘厳な建物が現れる。しかし、ピンク色が周囲の景色によく溶け込んでいるようにも見える。

ナコーダ・マスジット, Nakhoda Masjid, モスク, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (20mm, f/10, 1/80 sec, ISO100)

交差点から全体を眺める。見たかったのはまさにこの威容である。

ナコーダ・マスジット, Nakhoda Masjid, モスク, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (20mm, f/10, 1/80 sec, ISO100)

インドらしい混沌とした街の中に巨大なモスクが鎮座する様は、この場所だけムガル帝国時代のまま時が止まっているような感覚にさせる(ムガルさん見たことないけど)。実際、このモスクは19世紀に建設されたものだが、16世紀のムガル帝国3代皇帝アクバル時代のアクバル廟の建築様式を手本にして建設されたという。

インドは割合イスラム教の影響を強く受けており、ムガル帝国やデリー・スルタン朝など、イスラム王朝時代もそれなりに長い。現在インドには約1億8千万人のイスラム教徒がおり、インドネシアに次いで世界で2番目のムスリム人口を誇るのだ。なのにインドの人口に占める割合は十数%に過ぎないとか人口多すぎだろ・・・。

中に入ってみる。お祈りの時間以外は無料で自由に見学可能だが、短パンはNGとのことだ。短パンしか無ければ周囲の布屋でなにか適当なのを買って腰に巻けばよいだろう(適当)。

ナコーダ・マスジット, Nakhoda Masjid, モスク, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)

装飾が非常に美しい。そしてこの中だけ外界と隔絶されているかのような空気感がたまらない。

ナコーダ・マスジット, Nakhoda Masjid, モスク, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)

信者らしい男性が一心に手元の何かを見つめている。経典を読んでいるのだろうか。

ナコーダ・マスジット, Nakhoda Masjid, モスク, コルカタ, インドSONY ILCE-7C (34mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)

・・・と思ったらスマホを見ているだけだった。いや、もしかするとKindle版の経典かも知れない。

 

ナコーダ・マスジット、観光地としては比較的地味だが、インドの喧騒から隔絶されたような美しい威容とモスク特有の静けさは、それだけで価値があるように思う。

ナコーダ・マスジットの場所

最寄りのメトロ駅、Centralから徒歩10分ちょっと。サダルストリートから行く場合、最寄りのEsplanade駅から2駅でCentral駅に着くので、そこから歩くのがちょうど良い。

つづく

(2025年1月25日の記録)

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