昼夜連続でのMadam Thuでの食事は実に美味であった。
しかし、長男には不満があったようだ。どうせなら違う店を体験したいという思いがあったのだ。フエ最後の夜なのだから、もっと色々な風景を見てみたかったのだろう。
そう、我々家族は明日にはホーチミンに帰ってしまうのだ。
そこで筆者は細君と子供達に提案した。
夜の町に繰り出してバーで飲み直そう、と。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4.5, 1/30 sec, ISO800)
フエで最も飲食店が多く集まるこの飲食店ストリートはいつの間にか歩行者天国となり、昼間の閑散とした様子からは想像もできない程の活気に満ちていた。
酷暑の昼間には外に出てこない子供達も、夜になると活動を始めるようだ。
SONY ILCE-7C (47mm, f/3.5, 1/200 sec, ISO6400)
最も大きな交差点ではステージが設けられ、ストリートライブが行われていた。
無機質な4つ打ち爆音のクラブミュージックよりも、バンドサウンドの方が個人的には心地よい。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO400)
SONY ILCE-7C (74mm, f/4, 1/200 sec, ISO10000)
そのストリートライブを見下ろせる「FACTORY」と言うバーの二階にしけ込む(死語)事にした。
コンクリート打ちっぱなしの中々お洒落な内装である。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO320)
SONY ILCE-7C (28mm, f/4.5, 1/30 sec, ISO640)
大人にはHudaビール、子供にはファンタが届く。
やがて旅は最高潮の瞬間を迎える。
フエとホイアンに乾杯!
家族4人での初めてのバックパック旅に乾杯!
そして改めて、家族でのベトナム生活開始に乾杯!
SONY ILCE-7C (48mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO2500)
この光景、音、匂い、感情。
おぼろげでも良いから、子供達の記憶の片隅に残ってくれればいい。
そしていつか、自信を持ってそれぞれの旅に出てくれればいい。
それは親の自分勝手な願いだが、そんな願いを抱くこと自体はとても心地が良いので問題はない。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO2000)
なお、バックパッカー旅然となったのは手違いで泊まった宿の影響なのだが、今にして思えば思わぬ英才教育を子供達に施すことが出来たので結果実にオーライであった。
やがてバーを後にする。
ストリートライブは未だ静まることを知らない。
SONY ILCE-7C (47mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO5000)
先ほどまで食事をしていたMadam Thuのスタッフのお姉さん達が子供達に混ざってセパタクローのような遊びをしていた。更にこの店の事が好きにになってしまった。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO3200)
投宿先のHOLIDAY DIAMOND HOTELのある路地へ戻ってきた。
先を歩く長男の姿に目を細める。
彼もいつか、こうして世界のどこかの路地を歩く日がやって来るのだろうか。
そんな事を夢想する父の胸はもう溢れんばかりに一杯だが、酔いの方はまだ少し足りないようなのでHudaビールを3本ほど(うち1本は細君用)買って帰る事にする。
アジアの夜は、やはりとても良い。
SONY ILCE-7C (42mm, f/3.2, 1/200 sec, ISO12800)
Factory Barのアクセス
この辺りがフエの安宿&飲食店の最も繁華な場所のようです。
(2022年9月3日の旅行記)
ホーチミン発フエ・ホイアン4日間の旅 記事一覧
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