家族でベトナム駐在生活を始めたものの、この国は休日の少なさという点においては世界屈指であり、そうそう旅行などに行けるものではない。その様な中、9月初旬は貴重な国慶節の連休である。
と言うことで、家族と共に3泊4日でフエとホイアンを訪れてみた。その旅行記を記憶がフレッシュなうちに記しておきたい。(あれ今日何月何日?)
本記事ではまずはプロローグとして、今回の旅のプランとハイライトをご紹介します。
フエ〜ハイヴァン峠〜ホイアン3泊4日の観光プランと見どころ
さて、今回は家族でベトナム暮らしを開始して初の旅行である。筆者自身も本格的なベトナム国内旅行は初めてであるためドキドキし過ぎて、出発前夜に間違えてワインを1本空けてしまった程である。このような間違いを週に2、3度は犯しつつ生きている。
SONY ILCE-7C (130mm, f/5, 1/160 sec, ISO160)
そのような記念すべき今回の旅の行き先は、フエとホイアン、そしてその間にあるハイヴァン峠がハイライトだ。
フエは、下の地図の通り北のハノイと南のホーチミンのど真ん中にドーンと位置しており、1945年まで約150年の間グエン朝の都であった、まさに古都・京都のような町である。グエン朝時代の間に造られた建造物群が世界遺産に登録されているらしい。
フエから80kmほど南に下ったところに位置するハイヴァン峠は観光地としてはさほど有名では無いものの、歴史的、軍事的、地理的といった様々な面でベトナムの南北の分水嶺に当たる非常に旅のロマン溢れる場所である。分水嶺だとか境界線だとか言った単語を聞くだけでビールを軽く3杯ほど飲めてしまうのは皆同じだろう。
ハイヴァン峠から更に60km程南に位置するホイアンは、かつて重要な国際貿易港として栄えた町で、日本人街も形成された歴史情緒あふれる町だ。かつての面影を残した古い町並みとランタンの光景が有名で、町自体が世界遺産に登録されているという。
これだけ多くの世界遺産を一気にたらふく訪れれば、筆者自身が世界遺産に登録される日も遠くないであろう。
ちなみにフエとホイアンの間にはダナンという非常に有名な観光地があるが、ダナンと言えば「都会とビーチ」が魅力と言われており、あまり惹かれなかった筆者は細君と協議した結果今回は素通りする事にした。「いつか年を取ったら訪れるかも知れない場所リスト」に入れておきたい。
現地での主な移動手段:ホテルでドライバーチャーター
そんなお目当てを念頭に、今回はフエのホテルの女将さんとも相談して以下の様な日程を組み、ドライバーもホテルで手配してもらう事にした。
フエ郊外の陵墓を回ったり、フエからハイヴァン峠やホイアンに行くにはドライバーをチャーターする必要があるが、個人でタクシーなどを手配するよりもホテル経由で頼む方が、英語で何かと相談できるし安心で便利なのだ。
都市 | 旅程 | 移動方法等 | |
1日目
(本記事) |
フエ | AM:HCMC→フエ
PM:グエン朝王宮 |
VJ304(9:25→10:50)
午後は徒歩・タクシー |
2日目 | ホイアン | 日帰りホイアン観光 | 1日車チャーター |
3日目 | フエ | AM:フエ郊外陵墓観光
PM:フーン川クルーズ |
半日車チャーター
午後は徒歩 |
4日目 | フエ→HCMC | VJ303(8:20→9:45) |
中々充実したプランが出来上がり、自画自賛したものだ(というか現地で旅程決めるのかよ!というツッコミは元バックパッカーなら思い付きもすまい)。
なお、3日目のフエ郊外陵墓回りは暑さと疲れに応じて途中で市内に帰る可能性も織り込んで貰い、その場合の料金調整もお願いしておいた(結果的に暑くて疲れて途中で帰ったので、伝えておいてよかった・・・)。
と言うことでいよいよフエに向けて飛び立つこととする。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/1000 sec, ISO25)
ターミナル直結ではなくバスで飛行機まで向かうパターンは面倒であるが、代わりにこうして飛行機を眺められるのが趣深い。ただし滑走路であまりはしゃいでいると叱られそうなので程々にして乗り込むようにしたい。
つづき↓
ホーチミン発フエ・ホイアン4日間の旅 記事一覧
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