フエ・ホイアン

フエ特産「王様の蜜柑」を食し要衝ハイヴァン峠を駆ける | ホーチミン発フエ・ホイアン4日間の旅④

フエで迎える初めての朝である。今日は日帰りでハイヴァン峠を経由しホイアンを訪れる予定だ。

フエの狭い路地裏には朝早くからオートバイや自転車の往来があるが、それでいてどこか静けさを感じさせる。古都が持つ独特の趣ゆえなのか、ホーチミンのストリートとはどこか風合いが異なるように思う。

フエ Holiday Diamond Hotel ロビー

フエ Holiday Diamond Hotel ロビー

フエ Holiday Diamond Hotel ロビー

フエ 新市街 ストリートスナップ

スポンサーリンク

フエ特産の王様の蜜柑「タインチャオレンジ」

朝食は宿でヌードルwithスープをお願いした。出てきたのはインスタントタイプの「Mì (ミー)」と呼ばれる黄色い縮れ玉子麺であった。カップ麺のHao Haoのようなものだが、これはこれで美味い(夜中に密かに食べるHao Haoの背徳の破壊力には敵わないが)。

フエ 朝食 ミー 玉子麺

マンゴージュース フエ ベトナム

さて、その後若女将のThuyお姉さんが面白い果物を振る舞ってくれた。見たところグレープフルーツの様な大きめの柑橘類のようである。

フエ特産蜜柑 ザボン タイン・チャ Thanh trà Huế King's Orange 王様の蜜柑

これはThanh trà(タイン・チャ)と言うザボンの一種のようである。フエでしか獲れない種類のザボンのようで、特に「Thanh trà Huế」と呼ばれることもある。

このThanh tràはかつて厳選されたものが王宮に献上され、王の食卓に載っていたため、「King’s Orange」即ち「王様の蜜柑」とも称されるようだ。

甘さ控えめで瑞々しくすっきりした果実は、体内に染み渡るように心地よい清涼感をもたらしてくれる。

Thuy姉さん、ありがとう!

フエ特産蜜柑 ザボン タイン・チャ Thanh trà Huế King's Orange 王様の蜜柑

スポンサーリンク

ハイヴァン峠のワインディングを駆ける

フエ市街を出てハイヴァン峠(Đèo Hải VânあるいはHai Van Pass)へ向かう。広く高い空が視界に広がるドライブは気持ちがいい。

フエからハイヴァン峠、ダナンへの道

本日の行程は、フエを朝9時に出発してハイヴァン峠に立ち寄り、ホイアンを午後半日観光してフエに21時頃戻ってくるという塩梅だ。

そのため前日のうちに宿で車を1台チャーターして貰った。価格は2,300,000VND(約12,000円)、筆者の勤務先のフエ出身の社長によれば妥当な値段だろうとのことである。

第一の目的地、ハイヴァン峠までは約80km、2時間弱である。

なお、ハイヴァン峠というのは言わば旧道であり、現在は峠の下をぶち抜くようにトンネルが通っているので、復路はそちらを利用することになる。

ベトナム中部は山がちな地形である。

河口デルタに広がるホーチミンやハノイとは異なり、海岸線のすぐそばまでアンナン山脈(別名チュオンソン山脈)の山々が迫っているため、ビーチと山岳の風景を同時に楽しむことが出来る。どこか日本にいるような懐かしい趣がある。

フエからハイヴァン峠、ダナンへの道

途中、ラップアンラグーンで小休憩を挟む。何かの漁をしているようだ。

ラップアンラグーン Đầm Lập An フエとダナンの間 ベトナム

ちょっとした映えスポットでもあるのか水辺にブランコのようなものが設けられており、ベトナム人らしき女性観光客達がスカートをびしょ濡れにしながら撮影を試みていた。所変われど映え追求への熱は凄まじいものである。

ラップアンラグーン Đầm Lập An フエとダナンの間 ベトナム

スポンサーリンク

要衝ハイヴァン峠の絶景と大メコンへ馳せる旅情

いよいよハイヴァン峠に向かって峠道を登っていく。ドライバーに変わってステアリングを握りたくなるようなワインディングである。

ハイヴァン峠

海外線がすぐ側まで迫っているため、非常に爽快な景色の中でツーリングを楽しむことが出来る。

ハイヴァン峠 絶景 展望 景色

ただ、ここを走る運転者達、とくにライダー達の運転マナーは頗る悪い。見通しの悪いコーナーで対向のオートバイが車線を越えてくる事も頻繁で、ヒヤリとすることがしばしばある。基本的な安全運転の教育が行き届いていないのだろう。

さて、ハイヴァン峠の頂上が近づいてきた。この辺りにはカフェが何軒か並んでおり、展望台も設けられている。

ここでしばしの時を過ごす。

ハイヴァン峠 展望台 ドライブイン

素晴らしい絶景である。ちょうどダナン湾越しにダナンの街を展望する格好である。

ハイヴァン峠 ダナン方面の展望 展望台 絶景 ドライブイン

ハイヴァン峠 ダナン方面の展望 展望台 絶景 ドライブイン

ハイヴァン峠 ダナン方面の展望 展望台 絶景 ドライブイン

「ハイヴァン」は漢字では「海雲」となる。

ラオスの高原地帯から続きベトナムの背骨のごとく南北に走る続くアンナン山脈は、このハイヴァン峠で海に突き出す格好になっているため、南北から吹く風にとって壁となるこの峠では霧が発生しやすい。それが「ハイヴァン(海雲)」の名の由来だ。

よって今回のような好天に恵まれたのは幸運であると言えるだろう。

またこのような地形故にベトナム国内においても、気候、軍事、文化の上での南北の分水嶺であり続けた。

特に面白いのは気候への影響で、ハイヴァン峠の存在はベトナム国内の気候に地域ごとの大きな多様性をもたらしている。

例えば冬には北西の季節風がハイヴァン峠にぶつかるため中部では雨が多く、水分が搾り取られて乾いた風が南部に吹き降りるためホーチミンなどでは乾季となり、夏には季節風が逆に吹くため逆の事が起き、中部と南部で雨季が逆転している。

結果的にベトナムには、ハノイ等北部の「温帯夏雨気候」、季節風の影響を多大に受ける中部の「熱帯モンスーン気候 」、暑くて雨季と乾季が明瞭な南部の「サバナ気候 」と、決して広くない国土にも関わらず3つの気候区分が存在する。

ハイヴァン峠 アンナン山脈 地図

そしてこのアンナン山脈の一端であるハイヴァン峠に立つと、その向こうにあるラオス、そして悠久なるメコンの大河が形作るインドシナ半島の大地形に想いを馳せずには居られない。

チベットに源流を発するメコン川は、雲南省からミャンマー・ラオス国境を通り、ラオスの高原地帯の屋根であるこのアンナン山脈に沿うように流れ、そしてベトナムの南端デルタ地帯で太平洋に注ぎ込みその長い旅を終える。

ハイヴァン峠は、そのアンナン山脈が海に飛び出た角だ。この峠に連なる峰々が遠くラオスの高原地帯、そしてメコンの源流の方へと繋がっていると考えただけでFudaビールを5本くらい飲めそうではないか。

さて、この後はダナンを通過し(すまんダナン)、一路ホイアンへと向かう。

ハイヴァン峠 絶景 展望台 ドライブイン

つづき

ホイアン郊外の田園風景が最高な田舎料理店「The Canh Dong」| ホーチミン発フエ・ホイアン4日間の旅⑤
ハイヴァン峠で絶景とメコンへ馳せる旅情を堪能し、ダナンを駆け抜けてホイアンへ向かう。ダナンについては、「都市とビーチリゾート」という同市のキーワードに筆者ならびに細君がそこまで惹かれなかったため、「老後に訪れるかも知れないリスト」に追加し、...

(2022年9月2日の旅行記)

 

ホーチミン発フエ・ホイアン4日間の旅 記事一覧

ホーチミン発フエ・ホイアン子連れ3泊4日の旅(2022年)
「ホーチミン発フエ・ホイアン子連れ3泊4日の旅(2022年)」の記事一覧です。

更新情報@Twitter

更新情報はTwitter(@10max)でもお届けしています。

にほんブログ村 海外生活ブログ ベトナム情報へ
にほんブログ村 旅行ブログ アジア旅行へ

コメント

タイトルとURLをコピーしました