ガパオで大満足になったところで、ワット・ポーに向かいます。
ワット・ポーを訪れるのは2,3度目のような気もするし、初めてのような気もします(そんなはず無いんだけど)。バンコク自体はもう数えきれないくらい来ているのですが、どれも殆ど他のアジアの国へのトランジット目的なのでちゃんと調べて観光してた訳ではなく何となくブラブラしてばかりいたんですよね。
さて、ワット・ポーはバンコク三大寺院の一つだけあって、広大です。広大なだけでなく、大小様々なお堂やら仏塔やら仏陀やらが無数にそびえ立ったり寝ていたりします。それ故に何となく見て回っていると、「あぢぃぃ」「疲れたぁ」で終わってしまうので、個人的に見どころを整理してみました。涅槃仏以外にも結構面白い見どころに溢れているのですよ。
バンコクが誇る巨大寺院、ワット・ポーの見どころ
ずばり、適当過ぎるワット・ポーのみどころは以下の通りです。
- 涅槃仏(寝釈迦)
- ド迫力!3つの巨大仏塔
- 美しいタイ式寺院建築と大小の仏塔
- ちょっとよく分からない銅像とか
これだけ意識して見て回れば、ワット・ポーの事が何となく分かった気になれるでしょう。 それぞれ場内マップで見ると、「1. 涅槃仏」は右下の①、「2. 3つの巨大仏塔」は真ん中右寄りの⑨~⑪、その他は場内に散らばっています。
みどころ①:涅槃仏(寝釈迦)
まあ、さすがにこれは外せないでしょう。ワット・ポーの主演男優です。寝ていますが。
デカすぎて全く写真のフレームに収まりきらない、スケールのデカすぎる主演男優です。何せ全長46mもあるそうです。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/30 sec, ISO2000)
涅槃仏が寝ているのは怠けてるんじゃない!
いや~しかしピッカピカ。綺麗な金色です。家でゴロゴロしていたら怒られるしかない世の中のお父さん的には、寝ているだけでこれだけ美しく輝いて、しかも有難く拝まれるというのは羨ましい限りでしょう。
ちなみに涅槃仏が寝ているのは別にだらしなくゴロゴロしている訳ではなく、入滅といって悟りを開ききって煩悩から解脱した状態を表しているのだそうです。やっぱりやる事が無くなって寝ているって事のような気もしますが・・・。
後ろから見ても、とがり過ぎた髪型と高すぎる枕だけで話題をかっさらっていく実力の持ち主です。
SONY ILCE-7C (20mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO100)
足の裏に刮目せよ!あなたの煩悩が見つかるかも
そして涅槃仏で注目すべきは足の裏です。すげえ指紋!
SONY ILCE-7C (20mm, f/2.8, 1/40 sec, ISO100)
・・・ではなく、足の裏に描かれた108の文様です。
これはバラモンの世界観に従って描かれた108の煩悩を表しているんだとか。10個以上当てはまるものが有った場合は寺に入って修行して煩悩を退けましょう。
なお、足の裏が土踏まずもないまっ平なのは、別に作るのが面倒くさかった訳ではなく、偏平足は仏教界では超人であることを表すとされているためなのだそうです。
かかと側に回ってみました。超人の割に背中の方は意外とシンプル。
SONY ILCE-7C (20mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO100)
小さな仏陀も居ました。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/30 sec, ISO320)
壁画を眺めるのも楽し
壁には一面に壁画が描かれています。これを眺めているだけでも楽しいですよ。「この人何してんのかな」なんて具合に。
SONY ILCE-7C (20mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO250)
SONY ILCE-7C (20mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO500)
みどころ②:ド迫力!3つの巨大仏塔
涅槃物も素晴らしいのですが、個人的に涅槃仏と同じくらい圧倒されるのが、こちらの3連の巨大仏塔。
主演男優の涅槃仏に負けず劣らず、中々のイケメンです。この仏塔を見上げているとここが世界の中心であるかのような気がしてきます。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
巨大さにも圧倒されますが、よく見ると表面の装飾が実に美しい。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/1250 sec, ISO100)
みどころ③:美しいタイ式寺院建築と大小の仏塔
巨大な3連仏塔以外にも、ワット・ポーの境内には大小さまざまな美しい仏塔があります。まるで寺全体が宇宙と交信しているかのようです。 また、本堂を始めとした建築も非常に美しいです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/1250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/640 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/5, 1/1250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/320 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/4000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/2000 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/30 sec, ISO160)
みどころ④:ちょっとよく分からない銅像とか
最後に、個人的にめちゃくちゃ大好きなのが、境内のところどころにいらっしゃる、よく分からない人々や珍妙な動物の像たち。ものすごく癒されるんです。
このおじさんはえらい気張っておられます。何か分かりませんが、頑張って頂きたいと思います。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5, 1/80 sec, ISO100)
この人↓はつま先を椅子の脚か何かにぶつけたのでしょうか。どうぞお大事に。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/80 sec, ISO100)
えっと、この人↓に至ってはちょっとどういう状況なのか分かりかねます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5, 1/50 sec, ISO100)
妙な動物たちからも目が離せません。これ↓は・・・トラ・・・?
SONY ILCE-7C (42mm, f/4, 1/1000 sec, ISO100)
これ↓は・・・えっと・・・バク・・・?
SONY ILCE-7C (74mm, f/4, 1/80 sec, ISO100)
こちら↓は一見パンダの様に見えますが、明らかに違う動物に色だけ白黒を塗った感があります。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/640 sec, ISO100)
ようやくまともなのが出てきました。これは獅子ですね。
SONY ILCE-7C (81mm, f/4.5, 1/1000 sec, ISO100)
さて、こちら↓の扉には仁王像のような屈強な戦士が描かれています。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/125 sec, ISO100)
一方こちら↓はどなた様でしょうね・・・お洒落なハットなんか被っちゃって。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/2500 sec, ISO100)
意外とマニアックなワット・ポーのみどころに大満足
ということで、「ワット・ポーと言えば涅槃仏」というイメージがありますが、意外とマニア心をくすぐる見どころも多く、大変満足です。
そうそう、ワット・ポーで旧正月のお祝いをしていました。今回はベトナムのテト休暇で旅行に行ったのですが、バンコクの至る所で旧正月の風情が見られました。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/800 sec, ISO100)
こちらは本物のヌコさん。どこに行っても猫は愛されキャラです。
SONY ILCE-7C (80mm, f/4.5, 1/400 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (73mm, f/4, 1/80 sec, ISO500)
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
さて、この後はバンコク最高峰のマハナコン・タワーに向かいます。
ワット・ポーの場所
(2023年1月23日の記録)
つづき
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