ワットタイ国際空港を飛び立って1時間足らず、まるでラオスで過ごした数日が夢だったかと思われるほど何事もなく、スワンナプーム国際空港に降り立ちました。いよいよ明日にはホーチミンへの帰路に就きます。
ちょうど昼時だったのでまずは空港内で昼食を摂ります。何やらカレーきしめんのようなものを食べました。ラオスから戻ってきた脱力感もあってか、この日は終始食べ物に恵まれない1日となります。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/120 sec, ISO100)
エアポートレールリンク近くのファミリー向けAirbnb「House 116」
先日はクルンテープ・アピワット中央駅近くのAirbnbに泊まりましたが、今回はスワンナプーム国際空港への移動を考慮して、エアポートリンクの駅へのアクセスが良いAirbnbに投宿しました。
相変わらず普通のホテルとは一線を画した地味な入り口です。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/25 sec, ISO500)
1階の入り口を入ってすぐにあるのは共用スペース。簡単なキッチンとダイニングがあります。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO320)
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO200)
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/25 sec, ISO500)
客室は上の階にあります。こちらが今回泊まった4人部屋。普通に綺麗です。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/60 sec, ISO400)
バスルームも綺麗でアメニティも一通り揃っています。お湯の出も問題ありません。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/50 sec, ISO320)
部屋からの景色。
SONY ILCE-7C (37mm, f/5.6, 1/160 sec, ISO100)
向かいは謎に高級車が出入りしていました。お金持ち用のレジデンスでしょうか。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO100)
エアポートリンクへのアクセスに加え、土産物を物色するためのセントラルワールドへも行きやすい立地で選んだお手頃価格のAirbnb「 House 116」、詳細はこちらをご参照下さい。
通りへ出てGrabを拾います。街には屋台が並び始め、夕飯時の様相を呈してきました。良い時間帯です。
SONY ILCE-7C (62mm, f/4, 1/80 sec, ISO125)
圧巻のセントラルワールドと薄まりゆくカルチャーギャップ
バンコクの夕方の渋滞は想像以上でした。
House 116からセントラルワールドまではたかだか1.5kmほどなのですが、20分以上かかりました。一方通行や右左折制限などが多いことに加え、一旦渋滞にハマると動かない動かない・・・かつての2輪車の多くが4輪車に置き換わった影響もあるのかも知れません。
どうにかこうにか辿り着いたセントラルワールド。相変わらず・・・もとい、どんどん洗練されていくバンコクの中心、タイの中心。
以前はセントラルワールドの前の歩道にも屋台が並んでおり、そこでパッタイなどを食べながらビールを飲んだものですが、その歩道も今やすっかり綺麗になってしまいました。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/160 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (52mm, f/4, 1/100 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/160 sec, ISO100)
その代わりと言う訳でもないでしょうけど、「Bangkok Street Food」なるイベントコーナーが出来ていました。もちろん興味は湧きません・・・だってストリートじゃないんだもん。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/1250 sec, ISO2000)
細君のお目当ての一つ、Naraya。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/125 sec, ISO800)
子供は文房具を物色します。子供って文房具大好きですよね。
SONY ILCE-7C (30mm, f/4, 1/1000 sec, ISO800)
いやしかしすごい充実した品揃え。東京に勝るとも劣りません。ホーチミンは全く敵いません。
SONY ILCE-7C (30mm, f/4, 1/400 sec, ISO800)
長男はこの2点をお買い上げ。別にバンコクっぽくも何ともないのですが、こういう普段使うものだからこそ、使っていて「これバンコクで買ったなあ」と思い出せるのだそうです。面白いな〜。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/60 sec, ISO160)
日本で大変お世話になっていたモンベルのコーナーが!ほんと何でもあるな。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/100 sec, ISO800)
こちらも愛用しているスイスの時計ブランドTISSOT。本当に日本と変わらない。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/80 sec, ISO800)
今回バンコクに数日間滞在して思ったのは、この街では、この20年ほどの間に、色々な意味でカルチャーギャップを感じる事が非常に少なくなったな、と言う事です。ものすごく雑に言えば、東京やシンガポールとほぼ変わらない都会になりつつあるな、と。
これはセントラルワールドに限った話ではなく、例えば美しく整備されたBTSや鉄道、そしてその車内での人々の非常に洗練されたマナーや、4輪車がひしめく都市部の道路や歩道など・・・この街では言語や人種以外で日本との違いを見出す事が以前よりも難しくなったな、と感じます。
もちろん少し外れの路地に入ればドローカルな屋台通りなどもありますが、それは東京でもシンガポールでも同じで、そういう話をしているのではありません。例えば最も驚いたのは、横断歩道を渡ろうとしていると車が停車して渡らせてくれるという経験。ホーチミンでは決して遭遇しないシチュエーションです。根底に流れる慣習レベルで洗練されて来ている様な気がするのです。
一方で在住者ですら日々驚きのカルチャーギャップ(褒めてる)に顎が外れるホーチミンとは大きな違いです。
思い返せばこれまでも、バンコクを目的地として旅をした事はなく、あくまでもラオスやミャンマー、スリランカなどへの中継地点としてバンコクに立ち寄って来ましたが、筆者の中でその位置付けは一層強固なものになった様に思いました。
そんな事を考えながら、夕食の店を探します。良さそうな店は行列が出来ていたり、子供たちの好みが合わないなどの結果、無難な鼎泰豊に入ります。市の中心部でも1分も歩けばローカルの飲食店を見つけられるホーチミンとは、この辺りでも違いを感じます。もっともこれはベトナムの飲食店の多さがアジアの中でも異常なのですが・・・
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/50 sec, ISO80)大都会の夜景を眺めつつ、トゥクトゥクで宿へ戻ります。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/100 sec, ISO3200)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO4000)
蚊に刺されつつチャーンビアを呷る最後の夜
鼎泰豊のビールが高過ぎて1本しか飲めなかったので、家族だけ先に宿に戻ってもらい、近くのタイ料理屋で1人で旅を振り返りつつチャーンビアを流し込みます。
グラスの横には空心菜の炒め物。決して外すことの無い安定のアイテムです。世界の中心たるバンコクの中心から少しだけ外れて、何とか人心地の付く場所に落ち着けました。
テラス席で通りを行く人々を眺めながら、もの想いに耽ります。無事に子供達を家族の始まりの地に連れて行くことも出来たし、夜行列車での国境越えも体験させてあげられたし、本当に充実した旅でした。
SONY ILCE-7C (35mm, f/4, 1/20 sec, ISO1600)
・・・とかってカッコつけてたんだけど・・・めっちゃ痒い。
こりゃ蚊だよ、蚊!
カッコつけモードは10分で終了し、そそくさと店内に退散しましたw
SONY ILCE-7C (33mm, f/4, 1/13 sec, ISO1600)
この日の食事としては、結局のところこの地味なタイ料理店がベストだったように思います。
明日はいよいよホーチミンの自宅へ帰ります。思えば今回、まだタイヌードルの本気を見ることが出来ていません。明朝が最後の食事。最後の最後、旅の女神は、そして麺の女神は微笑んでくれるのでしょうか。
そんなことを考えながら21時頃宿へ戻り、改めて家族でダラダラと貴重な旅の夜を過ごします。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO800)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO1000)
(2023年1月26日の記録)
つづき↓
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