こんにちは。もうすぐ夏も終わりか・・・と思った2秒後に、ここでは1年中夏だという事実を思い出した、ホーチミン生活2年目の10max(@10max)です。
少し前の週末に家族で、ホーチミンの大動脈サイゴン川を行き来する水上バス「サイゴンウォーターバス」に乗って、1区からトゥドゥック市のタオディエンまでミニ日帰り旅をしてきました。
本記事では、非常に安価でちょっと特別な旅情を味わえるサイゴンウォーターバスの時刻表、料金などを始めとする乗り方と共に、タオディエンまでの半日旅の模様をご紹介します。
SONY ILCE-7C (28mm, f/10, 1/200 sec, ISO100)
サイゴンウォーターバスの概要
サイゴンウォーターバスは、元々は観光用と言うよりも地元の人々の日々の通勤などの足として運行されている水上バスです。
ですが、密かに旅行者や駐在員の観光アクティビティとしても人気なようで、週末には割りと多くの外国人が利用する姿も見られます。
船着き場一覧とマップ
サイゴンウォーターバスが停まる船着き場は南から順に以下の5箇所です。
- Bạch Đằng Station(バクダン駅)
- Bình An Station(ビンアン駅)
- Thanh Đa Station(タィンダー駅)
- Hiệp Bình Chánh Station(ヒエップビンカィン駅)
- Linh Đông Station(リンドン駅)
ちなみにこのうち、今回利用したのは上のオレンジの2駅。1区のバクダン駅で乗ってタオディエン最寄りのビンアン駅で降りました。マップで見ると下の通りです。この両駅の間の所要時間は片道15分ほど。
時刻表
時刻表は下記の通り。青文字の時刻表示は毎日運航、黄色文字は土日・祝日のみ運行です。
週末は混雑:早めに来るか、オンラインで購入を
ただし結構混雑している事が多く、この日(週末)も、9時50分頃バクダン公園駅に到着したのですが、その時点で一番早くて11:30の便のチケットしか買えませんでした。
なので、現地でチケットを購入する場合はかなり時間に余裕を持って来られる事をお勧めします。
もしくは、ベトナム在住で現地の銀行口座などを持っている場合には公式HP(下記)にてオンラインでのチケット予約・購入が可能なので、そちらを利用されるのがよいでしょう。
利用料金
料金は距離や日時によらず片道一律15,000ドン(75円強)です。さすが市民の日常の足、激安です。
サイゴンウォーターバス公式HP
最新の情報は公式ホームページにてご確認ください。現状ベトナム語のみなので、Google翻訳などを利用してご覧下さい。ベトナムの銀行口座をお持ちの方のオンラインチケット予約もこちらから行えます。
1区からタオディエンへ水上バス日帰り旅してみた
さて、そんなサイゴンウォーターバスを利用して、1区のバクダン公園からトゥドゥック市のタオディエンまで半日ほどの日帰り旅をしてきました。
タオディエンは外国駐在員が多く住むエリアの一つで、特に欧米色が強い町です。お洒落な雑貨・食器屋が多く、細君がお目当ての雑貨屋を覗いてみたいというので行ってみる事にしました。
またおシャンティなカフェやバー、イタリアンなどの欧米関連のレストランが多いのですが、今回はインド料理のビリヤニ屋を目指しました。
ということで、午前中に水上バスでタオディエンに到着、ビリヤニ屋でランチを摂り、その後雑貨店を回りつつ町を散策して帰る、というプランです。
バクダン公園駅でチケット購入
まずは7区の自宅からGrabで1区のバクダン公園の船乗り場に到着、チケットを購入します。上でも触れた通り、10時前には着いたのですが、混雑していたため最速で11時半のチケットしか買えませんでした。
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こちらがチケット。一応座席番号が書かれていますが、誰も守っていなかったような・・・
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サイゴンウォーターバス・バクダン駅の場所
水上バスのバクダン駅は、バクダン公園の中にあります。バクダン公園はサイゴン川沿いの公園で、近くにはあのホテル・マジェスティック・サイゴンなどの有名なホテルが並ぶ、観光の中心エリアです。
バクダン公園などを観光して暇つぶし
ということで出航まで1時間半もあるので、周辺で観光・・・というか用事を足して時間を潰します。
バクダン公園の水上バス乗り場の前には、元寇を退けたチャン・フン・ダオ将軍の像が立っています。勝手に「ベトナム版北条時宗」と呼んでいます。
Apple iPhone 12 Pro (1.54mm, f/2.4, 1/2200 sec, ISO25)
バクダン公園から、サイゴンスカイデッキのあるビテクスコフィナンシャルタワー方面の眺望。
ちなみに「Bạch Đằng(バクダン)」は漢字だと「白藤」となります。一見物騒ですが、実は可憐な名前です。
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バクダン公園は夕方になると多くのサイゴンっ子たちが家族、恋人、友人と共に夕涼みにやってきます。
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子供が高島屋のおもちゃ屋に行きたいと言うので歩いて向かいます。歩行者天国のグエンフエ通りを通りつつ、10分ちょっと歩きます。
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子供がおもちゃ屋を見ている間、筆者はちょっと思いついて、一人で高島屋の真ん前のヒンドゥ寺院に行ってみました。こんなところにヒンドゥ寺院?って感じでずっと気になってたんですよね。
と言った感じで1時間ほどぶらぶらして、再びバクダン公園の船乗り場に戻ってきました。すぐ傍にはカフェがあります。
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カフェからは中々よい眺めを楽しむことが出来ます。向こうにランドマーク81が見えます。
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いざ乗船!
いよいよ出向予定の11時半が近づいてきました。チケット売り場のすぐ横が改札口になっています。いい場所を確保するために、待ち行列が長くなる前に並んでおくとよいでしょう。
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11時半を10分ほど回って、水上バスが到着。基本ピストン運航なので、北の方からやって来ます。
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サイゴンウォーターバスから眺めるホーチミンの街
出発します。これから向かうサイゴン川の上流の景色。ランドマーク81です。
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こちらは後方の景色。ビテクスコフィナンシャルタワー。
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こちらは船内。
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次男は以前沖縄から渡嘉敷島へのフェリーで船酔いした経験があり、大人しく座席に座っています^^;
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長男は最後尾の甲板でビルの写真を撮っています。高層ビルに興奮するお年頃です(そんなのあるのか)。
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ホーチミン市も、都心部を過ぎると段々のどかな風景になってきます。
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やがてタオディエンの辺りが見えてきました。この橋のすぐ向こう側に、来年開業と言われているメトロの橋も架かっています。降りる予定のビンアン駅はこの橋のすぐ手前。
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何か空にゴミのようなものが・・・と思ってたらドローンが飛んでました。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
タオディエン最寄りのビンアン駅に到着
さて、予定通り15分ほどのクルージングを経て、タオディエン最寄りのビンアン駅に到着します。ここからは対岸にランドマーク81がとてもよく見えます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
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ビンアン駅のすぐ横はカフェになっています。この国は本当にカフェには困りません。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/200 sec, ISO100)
タオディエンの町を散策
ビンアン駅のすぐ前の通り。いくつかのホテルが並んでいます。ランチのビリヤニ屋まで10分ほど歩きます。
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釣りをしているおじさん。何が釣れるんだろう・・・
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竿で何かしているおじさん。何をしてるんだろう・・・
SONY ILCE-7C (105mm, f/9, 1/125 sec, ISO125)
歩道に豪快にハンモックを渡す一家。この国ではこういうのは極めて普通です。
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タオディエンでは至るところからランドマーク81が見えます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/9, 1/400 sec, ISO100)
Cho Thao Dien(タオディエン市場)なんてあるんだ。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/1200 sec, ISO32)
にぎやかな通りに入ってきました。タオディエンの中心部に向かうXuan Thuy通りです。
横から見ると味のあるファミマ。
Apple iPhone 12 Pro (4.2mm, f/1.6, 1/750 sec, ISO32)
タオディエンでビリヤ二ランチ
上の通りを途中で左(北の方角)に曲がったところに、お目当ての「ビリヤニハウス・インディアンレストラン」がありました。中々個性的な出で立ちです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/320 sec, ISO100)
シグネチャーメニューのビリヤニは、パンのような生地の釜のようなものに入って出てきました。上に被さっていたパンのような生地の蓋をナイフで切り取り、こうして豪快に掻き混ぜてくれます。
SONY ILCE-7C (81mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO4000)
どう説明すればよいのか分かりませんが、超おいしいドライカレーみたいな・・・(語彙力)。とにかく超おいしいのは間違いないです(語彙力2)。
こちらのお店については別途詳しくご紹介しますね。詳しくは下記記事でご紹介しています。
雑貨屋巡りをしている間に雨が降ってきたので、Grabで家路に就きます。タオディエン、程よいローカル感とリゾート感が折衷した、中々良い町でした。
SONY ILCE-7C (97mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO160)
サイゴンウォーターバスでホーチミンお手軽クルーズ旅を
とまあ、こんな感じで、中々よいプチ旅行でした。
ぶっちゃけ1区からタオディエンなんて、Grabやタクシーで行く方が全然効率が良いです。水上バスは時刻表に左右れるし、出航まで時間を潰さないといけないし・・・
でも、水上バスにはそれを上回る旅情があります。船の上から眺めるホーチミンの街は、混み合った道路から見るのとは全然違いますし、何より風を切りながら川を進むのは本当に気持ちが良い。
思い出に残る時間になること間違いなしなので、もしお時間有るようなら、サイゴンウォーターバス、試してみて下さい。
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