こんにちは。今年3月に10kg減量したのにもう8割方リバウンドしつつある10max(@10max)です。
こういう時は大人しく毎日春雨を食べているべきなのに、そんな時に限って新たなローカル麺にやたらと遭遇してしまうのは、麺天国ベトナムの業です。
最近遭遇した、フーティウサデーク(Hủ tiếu Sa Đéc)という、メコンデルタご当地麺の名店です。
サデークというメコンデルタの町は、ベトナムの米麺フーティウの本場として知られており、ホーチミンでよく見かけるフーティウとはかなり風合いが異なり、結構インパクトがありました。
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※ホーチミンのローカル飯屋↓

※ベトナムの麺料理↓

メコンデルタのフーティウの本場、サデークのフーティウ
ホーチミンで食べるフーティウと言えば、普通のサイゴン風フーティウに加え、カンボジア風のフーティウナンバン(Hu Tieu Nam Vang)がメジャーですね。

しかし、メコンデルタに目を向けると、他にも重要なご当地フーティウが存在します。
そもそもフーティウ(Hủ tiếu)のルーツは、メコンデルタに移住した潮州系の華僑が持ち込んだ麺料理ですが、そのメコンデルタの中でも、サデーク(Sa Đéc)とミトー(Mỹ Tho)の2つの町は、そのご当地フーティウが名物となっています。
特にサデークのフーティウ(フーティウサデーク)は麺が特徴で、ホーチミンなどで食べる最も一般的なフーティウに比べ、幅広で腰の強い麺になっていて、同じフーティウとは思えないほどです。
初めましてのHủ tiếu Sa Đéc🇻🇳🍜
なんだこのコシは・・・!!平打ち角断面の強いフーティウ君、今まで食べたことがない😲
スープはカンボジア風のHu tieu nam vangに似た豚骨出汁の甘く優しいスープ🐷
メコンデルタ地方の本場サデークのフーティウ、これはさすがです✨ pic.twitter.com/XUAm9y5fYT— 10max🇻🇳 | 旅とベトナム (@10max) November 8, 2025
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HCMC1区のフーティウサデークの名店 | DÌ NĂM SA ĐÉC
そんなキャラ強めのフーティウサデークの名店が、ホーチミン市の旧1区にありました。
アクセスと外観
場所は安宿街のファングーラオ通りから徒歩10分以内の好立地。
こちらがお店。フーティウの聖地「Sa Đéc」の文字が誇らしい。
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店内とメニュー
店頭の厨房でスタンバイするフーティウは、すでに幅広の平打ちで、ただ者ならぬ風情を醸し出しています。
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寸胴で豚骨スープをじっくり煮込んでいます。
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メニューの左側がフーティウサデークのラインナップです。ベトナムのレストランのメニューの分かりにくさは鉄板で、これを見ても全く分かりませんが、実は「スープ麺タイプ」と「汁無しタイプ(Hu tiu kho)」の2種類のフーティウがあります。そしてそれぞれのフーティウについて、ノーマルのフーティウサデーク、「Thap cam(内臓推し)」「Dac biet(エビ多めスペシャル)」など具によるバリエーションが用意されています。
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慣れないと注文の難易度が高いですが、大事なのは、思ってたのと違う何かが出てきても驚かない胆力です(適当)。
右の列はちょっとまた違う系統なのでここでは割愛します(Bánh tằmという謎のメコンデルタ麺もまた興味津々ですが、また今度)。
とりあえず冷茶Trà đáを頼んで着丼を待ちます。店内は清潔で装飾もお洒落です。
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実食!コシの強いモチモチ麺にびっくり
最初に頼んだのはスープ麺タイプです。やがて満を持して着丼です。
ドーン!!!
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具の系統としてはやはりカンボジア風フーティウのフーティウナンバンと似ていますが、問題は麺です。
この幅広角断面のつよつよの見た目よ!
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見た目通り、これまでに体験したことのない強いコシのあるフーティウです。さすがサデーク、フーティウの本場と言われるだけあります。
スープの味は、フーティウナンバンと似た系統の甘味のある豚骨スープで、麺のコワモテさとは対象的に非常にお優しい感じです。
これは中々イケますね。
そしてお次は、汁無しタイプ。フーティウサデークというとこちらの方が代表選手のような雰囲気があります。
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こちらのお味は中々独特で、甘酸っぱいあんかけがベースで、全体的に甘さと酸味が主役。
テーブルにチリソースやヌクマムが置いてあるので、塩味や辛味を足しながら食べました。
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うーん、どうだろう?甘酸っぱいあんかけが好きな人はよいですが、個人的にはスープ麺の方が好みかもしれません。
なお、スープ麺と汁無し、2食いっぺんに食べた訳ではなく、別の日に出直して来てるのでご安心下さい(笑)
ホーチミンではかなりお馴染みの米麺、フーティウですが、本場と呼ばれるメコンデルタのフーティウは、ひと味もふた味も違うフーティウでした。面白いのでぜひお試し下さい。


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