ラオス

カオサン通りを無駄に周回しつつセンミーナームでトランスを決める | ラオス旅行記【果たして僕は結婚出来るのか?】

21時25分、タイ国際航空にてにドン・ムアン空港着陸。到着ロビーの客引きの群を抜けてバスターミナルへの自動ドアをくぐると、そこは密度の濃いジワッとした熱気のるつぼ。これである。これがアジアである。身体の方は熱気でだるさを覚えるが、頭の方では一気にテンションが上がってくる。

早速エアポートバス乗り場へ向かう。大抵の人はタクシーを使うのでこちらは空いているし、100バーツ(1バーツ=約2.5円(当時))でノンストップでカオサンまで連れていってくれる優れものだ。

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(秘)エアポートバスでカオサン通りを無駄に周回する

バスが発車すると、見慣れたバンコク郊外の景色が窓外を過ぎていく。相方は、ちゃんとカオサンで降りれるか否かに不安を抱きつつも、初のバックパック旅であることに加え、飛行機内で前席から予想外のリクライニング攻撃に遭遇したためであろう、すっかり眠り込んでいる。もちろん存分に眠っていただいて問題はない。自称小田急沿線屈指のアジア通として名を馳せる筆者のことである。万に一つも乗り過ごすなどということはあり得ない。

ところが、それは筆者の慢心以外の何物でもなかった。とあるバス停で、何人かの旅行者らしき人々が降りていったとき、相方が「ここじゃないの?」との問いを投げかけてきたのだが、なぜかその時筆者は「ここではない」と無駄に直感したのである。しかし果たして、カオサンへ曲がる見馴れた路地が一瞬視界に入り、そして後方へ過ぎ去っていくではないか。

しかし、自称小田急沿線屈指のアジア通である筆者が、これしきのことで動揺を見せるわけにはいかない。乗り過ごしてしまった恐れがある事などおくびにも出さず、「もうそろそろかなあ」などと嘯きながら時の流れに身を任せることにする。

ただし、その自信には全く根拠が無かったわけでもない。何しろこのバスは「カオサンの方行き」という名目なのである。きっとカオサンの付近が終着点になっているに違いないのである。仮にカオサンから離れてしまった場合は、「結構バス停遠いんだよね」などとごまかしながら歩けばよい。

果たして筆者は、賭けに勝利した。なんとバスは周辺をグルリと周り、カオサンの付近に戻ってきたのである。(というか後で分かったのだが、こちらが本当のカオサンのバス停だったらしい。さすが小田急沿線屈指の(以下略))

なお、この一連の事件の真相は、未だに相方には明かしていない。

ラオス 旅行記 バンコク カオサン通り

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センミーナームと「COFFEE」の皮を被ったBEERでトランス

以前泊まったことのある「サワディー・バンコク・イン」にチェックイン。エアコン、ホットシャワー、冷蔵庫、朝食付きで二人で900B。バックパッカーデビューの相方に配慮し、比較的セレブ向けのバックパック宿をセレクトした形である。

チェックイン後、カオサン通りのバーで愛しのシンハ・ビアーおよびセンミー・ナームとの1年越しの再会を果たす。会いたかったよダーリン。そしていきなり汗だく。今後現地の人々に「日本人は汗かきだ」との概念を定着させてしまうリスクを憂いつつ、バンコク到着早々ド満足状態へとトランスする。

ビールは「COFFEE」と書かれた紙コップで提供される。午前0時以降店舗でのアルコール販売が禁止されているようなので、その対策だろう。泡がモリモリと見えているが、カプチーノだと言い張れば良い。

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宿へ戻り、いきなりの汗だくを解消すべくシャワーを浴びる。相方はと言えば、安宿の中では比較的セレブ向けとはいえさすがにこのスタイルの宿は初めてであるため、各設備のヘタリ具合に戸惑いを隠せない様子だったが、それは最初だけで、慣れるのも早いものである。さすが、「A型の皮をかぶったズボラリスト」(筆者談)と評されるだけのことはある。

部屋で二本目のビアーを開けて、明日からの旅程に想いを馳せる。夏は今始まったばかりである。

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[2005年7月16日]

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