ラオス

雨のビエンチャン、迫るタイムリミット | ラオス旅行記【果たして僕は結婚出来るのか?】

ここへきて朝から雨である。朝から雨というのはこの旅で初めてだ。

筆者の心の奥底に少しずつ焦りが生まれ始める。まだまだ先が長いと思っていたこの旅もすっかり終盤だ。そして明後日ラオスを後にするまでに、この旅の最終目的を果たさねばならない。

ともかく、素朴だが充実した日々を提供してくれたバンビエンを、今日で後にする。

ラオス 旅行記 バンビエン ソイミルクCASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/80 sec, ISO0)

ラオス 旅行記 バンビエンCASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (9.2mm, f/4.2, 1/250 sec, ISO0)

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ビエンチャン行きの「バス」は快適かつ豪快だった

9時にタボンスックホテルの前で待っているように言われていたのだが、9時をだいぶ回っても何も起こる気配がない。心配になった我々は、往路のバスの到着点だった「マロニーゲストハウス」へ行ってみることにした。

しかしこの判断は大間違いであった。バスと行き違いになってしまったのである。再びタボンスックへ戻ると、案の定バスが先ほど来たという。急遽そこからバスの携帯電話に電話をしてもらい、なんとか拾ってもらうことに成功。日本では比較的遅刻が得意な筆者であったが、ラオスに来て時間にナーバスになるとは皮肉なものである。

その「バス」と相対して見ると、トヨタのライトバンであった。乗客も我々を含めて6名だけだったので、上り坂で後ろに下がって行きそうだった往路のオンボロマイクロバスに比べて格段に快適である。

だが、狭い国道を異次元の速度で飛ばすため、すれ違いの際に幾度と無く正面衝突未遂を繰り返しては一命をとりとめることの連続であった。もっとも、そのおかげでずいぶん早くビエンチャンに到着する事ができた。人類はこのようなドライビングスキルをも身に付けることができるのだ、という可能性を垣間見ることができた。

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雨のタート・ルアンで走り回る子供たち

道中、スコールになったりしとしと降りになったり晴れたりと、空模様は激しい変化を見せたが、ビエンチャンの雲行きも何やら煮えきらない感じである。

おなじみ「ドゥアンドゥアン・ホテル」にてレンタバイクを借り、夕方までに市内の主要スポットを回ろうと画策していたのだが、ラオスの象徴、「タートルアン」仏塔を見ていた頃、突然のスコールに見舞われてしまう。しばし雨宿りをしていたのだが、雨脚は弱まったものの一向にやむ気配が見られないので、あきらめて雨の中2ケツをして宿に戻ることにした。

ラオス ビエンチャン タートダム 黒塔

CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4, 1/500 sec, ISO0)
タートダム(黒塔)という仏塔とレンタバイク

ラオス ビエンチャン パトゥーサイ 凱旋門

CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4, 1/400 sec, ISO0)
仏領インドシナ時代を思い起こさせる凱旋門(パトゥーサイ)

ラオス ビエンチャン パトゥーサイ 凱旋門 展望

CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4, 1/400 sec, ISO0)
凱旋門の上からビエンチャン市街を望む

ラオス ビエンチャン タートルアン 仏塔

CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/4, 1/250 sec, ISO0)
ラオス最大の仏塔、タートルアンへやってきた

ラオス ビエンチャン タートルアン 仏塔CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO0)

ラオス ビエンチャン タートルアン 仏塔

CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (9.2mm, f/3, 1/40 sec, ISO0)
タートルアンの回廊

ラオス ビエンチャン タートルアン 仏塔CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.1mm, f/2.8, 1/25 sec, ISO0)

そう言えばタート・ルアンで雨宿りをしていると、前の広場を小さな男の子たちが駆け回っていた。彼らにとって雨が降っていようがいまいが関係ないらしい。それどころか楽しんでいるのかも知れない。

しばし彼らを眺めていると、母親らしき女性の元へ駆け込んでいった。女性は我々と目が合うと、微笑みかけてきた。何やら嬉しくなり、記念写真を撮らせてもらった。

雨のため観て回れるところは少なくなってしまったが、それを埋め合わせて余りある出会いであった。

ラオス ビエンチャン タートルアン 仏塔CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (28.4mm, f/4, 1/125 sec, ISO0)

ラオス ビエンチャン タートルアン 仏塔CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.81mm, f/2.9, 1/30 sec, ISO0)

ラオス ビエンチャン タートルアン 仏塔CASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (7.81mm, f/2.9, 1/40 sec, ISO0)

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ラオス式マッサージで爆笑される

さて、本来は日暮れ前に、前回のラオス訪問時にすっかりお気に入りになった郊外の薬草サウナへ行くはずだったのだが、雨の中訪れるには若干距離があるため残念ながら今日は断念することにした。そこで相方の提案で、雨脚が弱まった頃、宿から程近い「Oasis」というマッサージ屋へ赴いた。

ここでいわゆる「Lao Style Massarge」というやつを$5でやってもらう。自然と相方には男性の、筆者には女性のマッサージ師が付く。アジア式の気の利かせ方なのであろうか。

ところで、筆者はマッサージという代物がどうも得意ではない。ゴネゴネされるとついつい要らぬ力が入ってしまい、マッサージを受ければ受けるほど筋肉が疲労する感じなのである。しかも途中でくすぐったかったので変な顔をすると、爆笑される有様である。これでは小田急線屈指のハードボイルド派も立つ瀬がない。

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好天の予感を胸にラストチャンスを待つ

「Oasis」を出ると雨が上がっていたので、屋台も出ているのではないかと期待しつつメコンの河畔へ赴いてみたが、残念ながら一軒だけ寂しげに出ているのみである。仕方なく、今夜は通常のラオス料理屋でラオス最終日前夜祭を盛り上げることとする。

しかし相方の前では平静を装っているものの、内心穏やかではない。何しろ「メコン川沿いの屋台で相方に結婚の申込みを行う」というこの旅最大のミッションを決行するチャンスは、明日の夜を残すのみになってしまったのだ。

ともあれラオス料理店を出て夜空を見上げると、すっかり晴れあがった夜空から逃げ出すようにちぎれた雲が流れていくのが見える。泣いても笑っても明日はラオス最終日。好天に恵まれそうな予感を胸に部屋でもう少しだけビアラオを傾けようと思う。

ラオス ビエンチャン ラオス料理 ビアラオCASIO COMPUTER CO.,LTD EX-P600 (11.3mm, f/3.2, 2 sec, ISO0)

[2005年7月21日]

ビエンチャンの位置

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ラオス旅行記【果たして僕は結婚出来るのか?】(2005年)
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