午後のメインイベントはプノンバケンの夕日です。
小高い丘の上のプノンバケン遺跡はアンコール遺跡群随一の夕日スポット。2000年にも一度訪れていますが、はてさて、23年でどう変わっているか、いないか・・・ぶっちゃけあんまり覚えてないけど。
※前の記事↓
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
プノンバケンの日没 | アンコール遺跡の夕日スポット
プノンバケン(Phnom Bakheng)寺院の遺跡は標高67mの小高い丘の上にあります。Phnomというのがクメール語で丘・山という意味らしいので、プノンバケン=バケン山という感じです。
登山道を登る
丘のふもとでトゥクトゥクを降り、登山道を登って行きます。登山と言っても15分ほどなので大したことはありませんが、舗装はされていないので歩きやすいスニーカーなどを履くのが良いです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO250)
途中に休憩所?の様な何かがありました。木のベンチと、プラ椅子が一つ・・・
SONY ILCE-7C (53mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO800)
頂上に到着しました。遺跡は大々的に修復工事中でしたが、上に登るのは問題ありません。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/6400 sec, ISO80)
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)
ジャングルの中に浮かび上がるアンコールワットを眺望出来ます。素晴らしい趣があります。こうした秘境的な趣は、アユタヤやスコータイなどでは見ることが出来ません。
SONY ILCE-7C (200mm, f/8, 1/250 sec, ISO125)
プノンバケンの日没
早めに到着してしまったため1時間以上待ちましたが、17時半を回り、ようやく日没の刻限が近づいてきました。
家族で眺める、カンボジアの大地に沈む夕日。
Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/350 sec, ISO40)
本当は大晦日の2023年最後の夕日を観れればベストだったのですが、物凄い混雑が予想されたのと、元旦早朝の初日の出の鑑賞のために大晦日は早寝の必要があったので、大晦日の1日前の日没を観に来ることにしました。
それでも美しいものは美しい。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
さらば、ほぼ2023年最後の太陽。
SONY ILCE-7C (200mm, f/8, 1/250 sec, ISO200)
旅人達の歓声に旅をアップデート
太陽が地平線に姿を隠した瞬間に、ちょっと印象的な出来事がありました。一緒に夕日を眺めていた旅人たちの間から、歓声と拍手が巻き起こったのです。
プノンバケンの期待を遥かに上回る夕日に歓声と拍手。23年前と比べ人が多すぎて食傷気味だったが、この一体感はまた違う感動があってよい。
どうも旅は進化するらしい。 pic.twitter.com/vyz01DUqUr
— 10max🇻🇳 | 旅と車とベトナム (@10max) December 30, 2023
実は正直なところ、プノンバケンの頂上に着いた瞬間には、あまりの旅行者の多さに少し辟易していました。
23年前、2000年12月にプノンバケンを訪れた時には、少年僧が一人いるだけのマイナーなスポットでした。このような落ち着いた秘密の夕日スポットの印象があったので、まるでアトラクションのような人の多さに、分かっていた事とは言え、少々がっかりしたのです。
しかし、日没の瞬間に巻き起こった歓声と拍手を聞いて、少し自分の中の旅に対する考え方が少しアップデートされたように思いました。
世界中の全く違う場所から同じ日の同じ時刻に同じ場所に集った見知らぬ旅人たちと、同じ夕日を眺める事で距離が一瞬にして縮まり、一体感を覚える体験も、これはこれで悪くないな、と。
どうも、旅のあり方というものも、SNSが普及し秘境と呼ばれる場所がどんどん無くなっていく今、こうして皆で感動をシェアするようなものに進化してきているのかも知れないな、と。
2000年12月6日と、2023年12月30日のプノンバケンからの夕日。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
※2000年の旅行記↓
すっかり日が沈んだので、下山します。あまり頂上でうだうだしていると下山道が真っ暗になってしまうので早めに下った方が良いでしょう。
SONY ILCE-7C (39mm, f/9, 1/40 sec, ISO4000)
麓はトゥクトゥク待ちで大混雑しており、周囲の道も混んでいるので、ドライバー氏と落ち合うのに20分ほどかかりました。ドライバー氏とはWhatsappを交換しておいたので落ち合う事自体は問題ありませんでした。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/25 sec, ISO2000)
シェムリアップ市街へと戻ります。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/50 sec, ISO2000)
ソックサンロードでカンボジア料理
夕食はソックサンロードに繰り出します。この辺りには手軽なカンボジア料理屋が多いので、その中でGoogleマップで評判の良さそうなところに適当に入ります。
SONY ILCE-7C (93mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO2500)
この夜は「HOLY KHMER KITCHEN」という店に入りました。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO250)
パパイヤサラダが鬼美味で、お代わりしてしまいました。
SONY ILCE-7C (45mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO1250)
晩酌用のビールや子供たちのジュース、ポテチなどを買いにコンビニに立ち寄ります。大晦日のカウントダウンイベントに向けた準備がたけなわでした。明日は盛り上がりそう。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO160)
戦利品のカンボジア地ビールたちです。
SONY ILCE-7C (56mm, f/4, 1/60 sec, ISO12800)
夜停電があり、ランタンが大活躍しました。プノンバケンの夕日の後やアンコールワットの日の出の時のために持ってきたものですが、あって良かった。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)
明日はトンレサップ湖に行きます。
(2023年12月30日の記録)
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