カンボジア

プノンバケンの落日と旅人達の歓声 – アンコール遺跡の夕日スポット | カンボジア・シェムリアップ3泊4日(5)

午後のメインイベントはプノンバケンの夕日です。

小高い丘の上のプノンバケン遺跡はアンコール遺跡群随一の夕日スポット。2000年にも一度訪れていますが、はてさて、23年でどう変わっているか、いないか・・・ぶっちゃけあんまり覚えてないけど。

※前の記事↓

アンコール トムの南大門 | カンボジア・シェムリアップ3泊4日(4)
チケットオフィスを出てアンコール遺跡の方へ向かいます。シェムリアップ市街を抜け、徐々にジャングル感が出てきました。 ジャングルの中に突如現れる遺跡に心躍らせる感。アユタヤ辺りには無い感じ。アンコール遺跡はこれがいいんだよ、これが。 ※前の記...

プノンバケンの夕日, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)

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プノンバケンの日没 | アンコール遺跡の夕日スポット

プノンバケン(Phnom Bakheng)寺院の遺跡は標高67mの小高い丘の上にあります。Phnomというのがクメール語で丘・山という意味らしいので、プノンバケン=バケン山という感じです。

登山道を登る

丘のふもとでトゥクトゥクを降り、登山道を登って行きます。登山と言っても15分ほどなので大したことはありませんが、舗装はされていないので歩きやすいスニーカーなどを履くのが良いです。

プノンバケン, 入口, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/30 sec, ISO250)

途中に休憩所?の様な何かがありました。木のベンチと、プラ椅子が一つ・・・

登山道の休憩所, プノンバケン, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (53mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO800)

頂上に到着しました。遺跡は大々的に修復工事中でしたが、上に登るのは問題ありません。

修復工事, プノンバケン, アンコール遺跡Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/6400 sec, ISO80)

プノンバケン, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/200 sec, ISO100)

ジャングルの中に浮かび上がるアンコールワットを眺望出来ます。素晴らしい趣があります。こうした秘境的な趣は、アユタヤやスコータイなどでは見ることが出来ません。

プノンバケンから望むアンコールワットSONY ILCE-7C (200mm, f/8, 1/250 sec, ISO125)

プノンバケンの日没

早めに到着してしまったため1時間以上待ちましたが、17時半を回り、ようやく日没の刻限が近づいてきました。

家族で眺める、カンボジアの大地に沈む夕日。

プノンバケンの夕日, アンコール遺跡Apple iPhone 15 Pro (2.2200000286119mm, f/2.2, 1/350 sec, ISO40)

本当は大晦日の2023年最後の夕日を観れればベストだったのですが、物凄い混雑が予想されたのと、元旦早朝の初日の出の鑑賞のために大晦日は早寝の必要があったので、大晦日の1日前の日没を観に来ることにしました。

それでも美しいものは美しい。

プノンバケンの夕日, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)

さらば、ほぼ2023年最後の太陽。

プノンバケンの日没, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (200mm, f/8, 1/250 sec, ISO200)

旅人達の歓声に旅をアップデート

太陽が地平線に姿を隠した瞬間に、ちょっと印象的な出来事がありました。一緒に夕日を眺めていた旅人たちの間から、歓声と拍手が巻き起こったのです。

実は正直なところ、プノンバケンの頂上に着いた瞬間には、あまりの旅行者の多さに少し辟易していました。

23年前、2000年12月にプノンバケンを訪れた時には、少年僧が一人いるだけのマイナーなスポットでした。このような落ち着いた秘密の夕日スポットの印象があったので、まるでアトラクションのような人の多さに、分かっていた事とは言え、少々がっかりしたのです。

プノンバケンの夕日 アンコール遺跡

2000年12月6日撮影

しかし、日没の瞬間に巻き起こった歓声と拍手を聞いて、少し自分の中の旅に対する考え方が少しアップデートされたように思いました。

世界中の全く違う場所から同じ日の同じ時刻に同じ場所に集った見知らぬ旅人たちと、同じ夕日を眺める事で距離が一瞬にして縮まり、一体感を覚える体験も、これはこれで悪くないな、と。

どうも、旅のあり方というものも、SNSが普及し秘境と呼ばれる場所がどんどん無くなっていく今、こうして皆で感動をシェアするようなものに進化してきているのかも知れないな、と。

2000年12月6日と、2023年12月30日のプノンバケンからの夕日。

プノンバケンの夕日 アンコール遺跡

2000年12月6日撮影

日没, プノンバケンの夕日, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)

※2000年の旅行記↓

紺碧と赤土のコントラスト – アンコール/バンテアイ・スレイの赤砂岩の奇跡とプノン・バケンの夕日
本シリーズは基本的に2000年当時の旅の手記をほぼそのまま転記してきたのだが、何と前回のトンレサップ湖の記事を最後にして手記が残っていなかった。帰国には一旦バンコクへ戻り、そこから東京へ向かったはずなので、数日間に渡り記録を残せなかったこと...

すっかり日が沈んだので、下山します。あまり頂上でうだうだしていると下山道が真っ暗になってしまうので早めに下った方が良いでしょう。

下山, プノンバケン, アンコール遺跡SONY ILCE-7C (39mm, f/9, 1/40 sec, ISO4000)

麓はトゥクトゥク待ちで大混雑しており、周囲の道も混んでいるので、ドライバー氏と落ち合うのに20分ほどかかりました。ドライバー氏とはWhatsappを交換しておいたので落ち合う事自体は問題ありませんでした。

入口, プノンバケン, アンコール遺跡Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/25 sec, ISO2000)

シェムリアップ市街へと戻ります。

SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/50 sec, ISO2000)

ソックサンロードでカンボジア料理

夕食はソックサンロードに繰り出します。この辺りには手軽なカンボジア料理屋が多いので、その中でGoogleマップで評判の良さそうなところに適当に入ります。

ソックサン通り, シェムリアップ, レストラン街SONY ILCE-7C (93mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO2500)

この夜は「HOLY KHMER KITCHEN」という店に入りました。

HOLY KHMER KITCHEN, カンボジア料理レストラン, シェムリアップSONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO250)

パパイヤサラダが鬼美味で、お代わりしてしまいました。

パパイヤサラダ, カンボジア料理, シェムリアップSONY ILCE-7C (45mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO1250)

晩酌用のビールや子供たちのジュース、ポテチなどを買いにコンビニに立ち寄ります。大晦日のカウントダウンイベントに向けた準備がたけなわでした。明日は盛り上がりそう。

セブンイレブン, ソックサン通り, シェムリアップSONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO160)

戦利品のカンボジア地ビールたちです。

カンボジアの缶ビールSONY ILCE-7C (56mm, f/4, 1/60 sec, ISO12800)

夜停電があり、ランタンが大活躍しました。プノンバケンの夕日の後やアンコールワットの日の出の時のために持ってきたものですが、あって良かった。

Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/60 sec, ISO250)

明日はトンレサップ湖に行きます。

(2023年12月30日の記録)

つづき↓

トンレサップ湖半日クルーズ① - 主なプランと見どころ | カンボジア・シェムリアップ3泊4日(6)
4日間のカンボジア・シェムリアップ旅、2日目の朝です。今日はトンレサップ湖へ向かいます。 まずはトンレサップ湖半日クルーズのプランと見どころをご紹介したいと思います ※前の記事↓ トンレサップ湖半日クルーズのプランと見どころ クルーズツアー...

記事一覧:カンボジア・シェムリアップ3泊4日【アンコールワットで初日の出】

カンボジア・シェムリアップ3泊4日【アンコールワットで初日の出】(2023-24)
「カンボジア・シェムリアップ3泊4日【アンコールワットで初日の出】(2023-24)」の記事一覧です。

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