あけましておめでとうございます。2024年元旦早朝5時のシェムリアップです。
これからアンコールワットへ向かいます。こんな朝っぱらから一体何をしに行くのかって?それは内緒ですよ〜。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO1000)
「タイトルに書いてあるジャマイカ!!」
というツッコミはカンボジアでお会いした際にお願いしますw
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※記事一覧:カンボジア・シェムリアップ3泊4日【アンコールワットで初日の出】
トゥクトゥク個人手配で行くアンコールワットの初日の出
仕方ないので白状しましょう。
これからアンコールワットの日の出を見に行きます。日の出自体は2000年に既に一度観ているのでもういいかな、と言う感じなのですが、今回は家族を連れて来るという目的に加え、何より「2024年の初日の出」です。
「アンコールワットの日の出を見ると寿命が10年伸びる」
と言われているそうですが、初日の出ともなれば20年は伸びるに違いありません。長生きし過ぎるのも悩ましいですが、不摂生な筆者には丁度いいかも知れません。
さて、アンコールワットまでは宿でアレンジしてもらったトゥクトゥクで向かいます。日の出の後のアンコール遺跡群巡りも引き続きお願いしています。Whatsappを通じて丁寧にリクエストを聞いてドライバーをアレンジしてくれた宿に感謝です。
2024年元旦のシェムリアップの日の出時刻は6時26分なので、5時20分頃アンコールワットの参道前にトゥクトゥクで到着し、5時半頃には日の出鑑賞スポットに到着出来るように出発しました。少し早過ぎる感があるかも知れませんが、初日の出なので特に混雑が予想されたためです。
夜明け前の暗いジャングルの一本道を駆け抜けます。今日も運転してくれるのは横顔藤岡弘似のトゥクトゥクドライバーです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO12800)
もう少しでアンコールワットの参道の入口、というところでチケットの検問がありました。ちゃんと一人ひとり見るので少々時間が掛かります。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/125 sec, ISO12800)
トゥクトゥクを降り、参道を歩いていきます。いよいよアンコールワットの三連とんがりコーンとご対面です。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/2 sec, ISO12500)
アンコールワットの建築の妙で、お堀に近づいて行くにつれてとんがりコーンは一度見えなくなり、西塔門のみが眼前の視界に入ります。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1/2 sec, ISO8000)
そして西塔門をくぐると再びとんがりコーンが見えてくるという寸法です。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1 sec, ISO4000)
朝日と逆さアンコールワット鑑賞スポット
さて、西塔門をくぐり、日の出とアンコールワットの鑑賞&撮影スポットへ向かいます。
今回は、いくつかの定番撮影スポットのうち、朝日と池のリフレクションが美しい「逆さアンコールワット」を同時に見られる場所を選びました。アンコールワットの初日の出で寿命が20年伸びるとすれば、リフレクションまで含めれば40年も寿命が伸びるかも知れません。
日の出と逆さアンコールワット鑑賞スポットは季節ごとに変わる
逆さアンコールワットが見られるのは、下の地図のオレンジの①と②のポイントです。西の方から参道を歩いていくと左右にある池のほとりです。この池越しにアンコールワットが見える場所に立つことでアンコールワットのリフレクションを見ることが出来ます。
単に池の水面に映るリフレクションを見るだけならどちらの池でも構わないのですが、日の出となると話は別です。日が昇る方角が季節によって変わるためです。
結論から言うと、初日の出鑑賞となる今回は①の池でした。
下の図のように、冬至に近い元旦には、南寄りの方角から太陽が昇るため、アンコールワットのリフレクションと太陽を同じ方角に捉えるには①の池が最適です。
逆に夏至に近づくほど北寄りの方角から日が昇るため(↓)、②の池がベストになります。
季節に応じてどちら寄りから昇ってくるかによって鑑賞・撮影スポットを選ぶとよいでしょう。
なお、アンコールワットは東西南北に正確に向いているのであまり必要ないかも知れませんが、筆者がいつも愛用している日の出・日の入りアプリはこちらです。現在地や指定場所ごとの日の出・日の入りの方角と時刻が分かるので非常に便利です。
奇跡のアンコールワットご来光・・・なるか・・・!?
さて、お目当ての場所に到着しました。時刻はまだ5時半を少し回ったばかりですが、既に池の前の柵の最前列は埋まりつつありました。何とかほぼ最前列を確保できましたが、さすが元旦、舐めたらアカン。舐めるならVC3000のど飴だぞ、と死んだじっちゃんが言ってました。
まだ空は暗く星が瞬く刻限ですが、うっすらと見えるアンコールワットのリフレクションも幻想的です。
Apple iPhone 15 Pro (6.86mm, f/1.8, 1 sec, ISO4000)
今のうちにトイレを済ませておきます。アンコールワットに向かって左手に並んでいる売店の少し奥にトイレがあります。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/25 sec, ISO12800)
ワンコはまだお休み中・・・踏みそうになったし・・・
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO12800)
5時50分。既に池の前は分厚い人垣が出来ています。こうして人々が高く腕を挙げる格好になるので、最前列もしくはせめて2列目でないと、美しいリフレクションを撮ることは難しいのです。
Apple iPhone 15 Pro (2.22mm, f/2.2, 1/4 sec, ISO4000)
6時を少し回り、いよいよ空がいい塩梅で焼けてきました。期待感にワクがムネムネです!!
SONY ILCE-7C (20mm, f/2.8, 1/30 sec, ISO640)
観客のボルテージも上がってきます・・・!!
Apple iPhone 15 Pro (2.22mm, f/2.2, 1/60 sec, ISO800)
・・・と、あれ・・・?
えっ??
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/30 sec, ISO125)
朝日君、すこぶるご機嫌ななめ・・・(涙)
まあ筆者だって寝起きの悪さには自信がありますから、人のことは言えません。。。
しかし、まだまだ諦めませんよ。
筆者は知っています。太陽と雲は大変気まぐれであるため、辛抱強く待っていると突然劇的な変化を見せるものなのです・・・
家族をなだめつつ、耐えます。
・・・おっ、これは・・・。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.2, 1/250 sec, ISO100)
何か来てない・・・?これ絶対何か来てるやつじゃない・・・?
SONY ILCE-7C (20mm, f/3.2, 1/640 sec, ISO100)
・・・ドキがムネムネ・・・
SONY ILCE-7C (20mm, f/13, 1/30 sec, ISO100)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
いやはや「待った甲斐があった」と言う日本語はまさにこの時の為に用意されているのですね。
40年寿命が伸びるかどうかは分かりませんが、とりあえず2024年は幸先よく迎えられました。
朝日はこの後すぐにまた雲に隠れてしまったので、撤退する事にします。カンボジアの太陽はやはり寝起きが悪いのかも知れません。
元来た参道を戻って行きます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/80 sec, ISO100)
朝日を浴びて茜色に染まる西塔門も好みです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/100 sec, ISO100)
さて、参道の入口まで戻り、ドライバー氏と合流して近くの食堂へ連れて行ってもらいます。朝食を摂ります。
SONY ILCE-7C (67mm, f/8, 1/80 sec, ISO500)
SONY ILCE-7C (28mm, f/4, 1/30 sec, ISO100)
中々洒落乙な食堂です。
SONY ILCE-7C (62mm, f/4, 1/80 sec, ISO5000)
身体に滅法良さげな野菜のクイティウを頂きました。毎日これだけ食べてれば激ヤセ出来るに違いないでしょう。
SONY ILCE-7C (32mm, f/5.6, 1/40 sec, ISO5000)
朝食を頂いたのはこちらの「Sok Kun restaurant 22」という食堂です。今見たらアンコールトムの中にあるんだ・・・。
さて、この後は昼過ぎまで半日ちょっと掛けて主なアンコール遺跡群を巡ります。
※2000年のアンコールワットの夜明けの記事↓
(2024年1月1日の記録)
つづき↓
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