夕食までガントクの町を散策することとする。
この町は、大変おもしろい。想像以上に奇妙な感覚とギャップに溢れていた。
「うおーーーこれぞインドだぜ!カオスだぜ!!」
と言った類のよくあるインド風情ではなく、
「え?なぜここに?」
「あれ?ここはどこ?私はだれ?」
というような、実に妙な気分にさせられる町だった。
いや、考えようによっては、シッキム/ガントクという存在こそ本当のカオスなのかも知れない。
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(本旅行記は2025年1月28日の記録です)
インド最奥の地で日本を感じるインド離れした町、ガントク
高台にある宿からガントクの繁華街、MGマーグへは、ヘビのようにうねる急な坂を降りていく以外に、時折姿を見せるこのような鬼急な階段でショートカットすることが出来る。本当に日本の温泉街のようだ。
SONY ILCE-7C (73mm, f/4, 1/80 sec, ISO2000)
ガントクの目抜き通り、MGマーグ(M.G. Marg)。Margはヒンディ語で「通り」のことで、M.G.は「マハトマ・ガンジー」。つまりは「ガンジー通り」である。
SONY ILCE-7C (69mm, f/4, 1/80 sec, ISO2500)
インドでは、独立の象徴にちなんだ「ガンジー通り」が大抵の主要都市に存在するようだ。ベトナムでどの町に行っても「ハイ・バー・チュン通り」や「チャン・フン・ダオ通り」があるようなものかも知れない。
いや、そんなことよりもだな・・・
街が・・・きれいだ・・・
SONY ILCE-7C (55mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO1250)
さらに、人々の服装が、洗練されている・・・ここはインドだぞ。
SONY ILCE-7C (55mm, f/4, 1/60 sec, ISO500)
そしてやはり、顔立ちが日本人のようだ・・・ここは、インド、だよな・・・?
SONY ILCE-7C (59mm, f/5.6, 1/60 sec, ISO1600)
念のためおさらいしておくと、ここガントクはネパール、ブータン、中国チベット自治州との国境に挟まれたインド最奥秘境の一角、シッキム州の州都である。
元来がチベット民族の国なので、人々の顔立ちが日本人に近いのは分からなくはないし、それは程度の差こそあれダージリンでも感じたことだ。
驚嘆すべきはその洗練され具合だろう。実はシッキム州は、インドの中でも非常に高い平均所得や教育水準を誇るようだ。何故このような奥地の小さな州が・・・という辺りは、下の記事で詳しく触れているので興味があればご参照下さい。

通りには欧米系のブランド店も多く並んでおり、その辺りにも所得水準の高さが覗える。
SONY ILCE-7C (50mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO200)
看板の英語比率も他のインドの町より高く感じる。元来がチベット文化の国なのでヒンディ語を見ないせいでそう感じるのかも知れないが、一方で高い教育水準や、観光が重要な収入源の一つであることも背景にあるのだろう。
SONY ILCE-7C (48mm, f/3.5, 1/50 sec, ISO640)
コルカタ→ダージリン→シッキムと、インドの入口から奥へ奥へと入り込んだ先に待っていたのが、まさか日本人のような顔立ちの人々が小綺麗な服を着て歩く洗練された都会だとは、思っても見なかった。
そう、これぞカオスである。
自分がインドの秘境の町を歩いているという事実が未だに信じられず、キツネにつままれたような気分でチベット料理を食べに行くことにする。
SONY ILCE-7C (42mm, f/8, 1/50 sec, ISO4000)
つづく
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