ベトナム生活編

家族本帰国から1年が経ちまして – 満開の桜と満開の花粉症とともに

こんにちは。東京でスコール並にあふれ出ていた鼻水が、ホーチミンに戻った途端に止まった10max(@10max)です。

先日子供たちの春休みに合わせて一時帰国をしてきました。

同時に、昨年3月の細君と子供たちの本帰国からちょうど1年が過ぎました。あれから1年後の近況を振り返ってみたいと思います。

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この写真の日からもう1年・・・長いような短いような・・・そしてこの写真、なんか色々惜しい。

子供達のホーチミン日本人学校卒業写真(ジブ◯リ風加工by ChatGPT)

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ベトナムから本帰国後1年の子供達

ちょうど1年前の家族の本帰国時、長男は高校1年に、次男は中学2年に上るタイミングでした。

ベトナム赴任を決意した当時の記事でも触れた通り、長男はベトナムに来る前は日本の中高一貫校に通っていましたが、その学校はもともと海外赴任の可能性を考えて帰国後に戻る事ができる学校を選んでいたため、予定通り元の学校に戻った格好。

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一方の次男は小6の途中でベトナムへ行ったため、ベトナム在住中に一時帰国して長男と同じ中高一貫校の編入試験を受け、無事に突破して中2から通い始めた形。

二人とも親の海外赴任に翻弄されながらも頑張ってくれている、孝行息子たちです。

OLYMPUS E-M1MarkII (0mm, f/0, 1/4000 sec, ISO200)
今回の帰国は雪が降ったり桜が満開になったりと忙しかった

親もうらやむ充実の青春

とりあえず2人とも日本の学校に馴染んでそれなりに中学・高校生活を楽しんでいます。

特に長男の方は、帰国直後から趣味欲を爆発させ、チャリンコにカメラにと、いい感じで筆者のDNAを受け継いでいます。

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学校の友人達とも、誕生日祝いを前借りするなどして資金を工面し、スキーやキャンプ、鉄道温泉旅行に出掛けるなど、DNAを濃く受け継ぎ過ぎていて、いい意味で将来が不安です(ワクワク)。

OLYMPUS E-M1MarkII (60mm, f/4, 1/1250 sec, ISO200)
満開の桜を撮影する長男

次男の方はまだ中学生なのでそこまで大胆な行動は見せていませんが、新しい学校でも友達を見つけ、お台場や秋葉原などに遊びに出掛けて楽しそうです。

そんな友人達との写真を子供達に見せて貰うのですが、本当に仲の良い様子が伝わってきて、子供達が素晴らしい友達と出会えた奇跡を噛み締めています。噛み締めすぎて、夜中に一人でアマプラでアニメを観ていて、よく分からないシーンで号泣したりしていバカ親です。

とにかく、ベトナムに行って、また日本に戻ってと、新しい環境へのダイブインが続く子供達、その度に馴染むことが出来るかどうかが一番気がかりでしたが、ひとまずは本当に良かった。

なお、長男のスキーだの鉄道温泉旅行だのを見ていて羨ましすぎる親父も、今回の一時帰国の間にプチ家族旅行を企画したのですが、季節外れの大雪でキャンセルとなりました・・・。

しかし、温泉旅行の代わりに家族で美味いお酒とご飯を沢山楽しめたので、それはそれで良しとしましょう。
人生を楽しむには、どのような苦境においても光の速さで頭を切り替えて、その時点で実現しうる最大限の楽しみの考案に頭を使うことが肝要です。悔やんでいても時間の無駄ですからね。

もんじゃ焼きとホッピーApple iPhone 15 Pro (6.7649998656528mm, f/1.8, 1/35 sec, ISO500)

勉強のキャッチアップ

子供達の帰国後の勉強面も不安要素の一つでした。

ポイントは、授業の進度のギャップ。ホーチミン日本人学校は日本の公立中学と同じ進度ですが、中高一貫校の方は、例えば数学では中3終了時までに高1の範囲をほぼ終えてしまいます。

という感じなので、中2から合流の次男の方はさほど大きなギャップもなくキャッチアップすることが出来ましたが、大変なのは高1から戻る長男の方。

それは分かっていたことなので、ベトナムにいる間にオンライン個別指導の先生に、数学と英語を中心に先取りの学習をお願いしていました。しかしやはり体系的に授業で学ぶのに比べるとどうしても抜け漏れが出てしまう。

この1年はオンライン個別指導を遠隔で継続しつつ、学校の勉強についていくことに集中しましたが、この一時帰国の間に長男との話し合いなどを重ね、4月からは少し方法を変える予定。この辺りの話は細君一人でのサポートでは限界があり、筆者が単身ベトナムに居ることで最も隔靴掻痒を感じる部分です。

ハナニラOLYMPUS E-M1MarkII (12mm, f/2.8, 1/4000 sec, ISO200)

今でもベトナムが大好き

そのような感じで、遊びや勉強にと益々忙しくなっていく子供達ですが、今年も昨年の様にベトナムに来たいかと訊いてみると、口をそろえて「行きたい」「そりゃあ行くでしょ」と言ってくれます。

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日本に戻ってからも、ホーチミン日本人学校時代の友達と会ったりしているようですし、発言の随所にアジア好きな嗜好をチラつかせる子供達。大変いい感じです。

思春期の多感な時期を、ベトナムと言う異邦の地で友人や家族と縦横無尽に過ごした記憶と感覚は、1年前の想像以上に彼らの中に軌跡を残しているようです。何より、新しい事や楽しい事をポジティブに切り拓いていく逞しさを感じます。

子供達には(分かっていたものの)勉強面では苦労をさせてしまっていますが、日本の学校では得られない経験に価値があると信じて、やれるだけの事をやっていきたいと思います。

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筆者自身のベトナム生活(オマケ)

最後に、割とどうでもいいですが、単身生活に移行して1年で筆者自身のベトナム生活がどう変わったのか、というお話。

一言で言うと、交友関係が大きく変わりました。と言っても単に飲み会の量が増えたとかそういう事ではなく(陰キャなので飲み会は週1回くらいに抑えたい)、関わる人々のクラスターが広がったという感じ。

家族帯同の頃はやはり家族で過ごす時間を最優先していたので、仕事周辺で関りのある駐在員界隈との最低限の交流がほとんどでした。

一方単身になってからは、主にTwitter(X)を通じての、駐在とは異なる様々な形でベトナムに関わっている方々との交流が増えました。

現地採用で働いている方はもちろん、現地で起業した経営者や飲食店のオーナー、その他一言ではちょっと説明が難しい仕事の方まで、本当に様々(語彙力)。そして仕事だけでなく、ご家族の形態も、本当に様々(語彙力その2)。

何が尊いって、そうした方々というのは多くの場合、数年限定の駐在員よりもより強く長くベトナムにコミットされているので、情報の質がちょっと違うんですよね。特にローカル飯。(←そこかよ!)あと、ベトナムの文化や考え方などへの理解とかですかね。

思えば学生時代から、時給に拘らず、コンビニや飲食店など、様々な世界の人達と知り合えるバイトばかり好んでやっていたものですが、その頃の気持ちを今になって思い出しています。

 

そんな感じで(どんな感じだ)、良い事も悪い事もこもごも、何とかやっています。

何とかやっていけているのも、日本でワンオペで頑張ってくれている細君の支え有っての事。感謝しかありません。遠隔家族チームで頑張って行きたいと思います。

鼻水の代わりに本当の雨季に入りつつあるホーチミンにて。

ムクドリと桜OLYMPUS E-M1MarkII (0mm, f/0, 1/2500 sec, ISO200)

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