ワット・シーサケットを出る頃、ビエンチャンの町は茜色に染まりつつありました。
日が沈む前に、メコン川のほとりを目指します。この旅の重要な目的地です。
メコン川に沿ってビエンチャンナイトマーケットを歩く
ナイトマーケットにやって来ました。土手の向こうはメコン川です。
ビエンチャンナイトマーケットには、観光客向けのお土産もあれば地元の人達向けの日用品もあります。夕方17時くらいから23時頃まで営業しています。
ビエンチャンの市場といえば、このナイトマーケットとタラートサオがありますが、ナイトマーケットには飲食の屋台なども並んでいて開放感もあり、何より川がありますので、買い物メインと言うよりもぶらぶらと散策を楽しむならこちらです。川は良いものです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/1250 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/320 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (120mm, f/5, 1/125 sec, ISO200)
やや無惨な画が見受けられました。とりあえず奥に仕舞えばいいのに・・・
SONY ILCE-7C (34mm, f/3.2, 1/80 sec, ISO100)
潔すぎてもはや何も言えねぇ(メコン川で平泳ぎで金メダルを獲りながら)。
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
土手の向こうの河原にはこのような遊園地も展開されていました。
SONY ILCE-7C (28mm, f/4.5, 1/100 sec, ISO100)
この辺りは2002年、2005年頃には何もない河原で、子供達がサッカーなどをしていました。この頃はそもそもコンクリート製の土手なんて無かったような気がします。
マーケットの西の端の方に来ると飲食店の屋台が並んでいます。
立ち込めるコンロの煙、肉や魚の香ばしい匂い、そして缶ビール。我々も乾杯の準備に入ります。
家族の始まりの地とメコンの夕日に乾杯
屋台で思い思いの飲み物を買い、プラスチックテーブルと風呂椅子に落ち着きます。もちろん大人はビアラオです。
いよいよその時がやって来ました。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/50 sec, ISO100)
何度も書くのは気が引けますが、18年前この場所で、細君に結婚を申し込み、辛くも了承を取り付け、この家族がスタートしました。
この場所を子供達を連れて再訪するのが夢でした。
夢というよりも、18年前から、とりわけ子供達が生まれてから、ずっと目論んでいた計画でした。
しかしそれもコロナ禍で一度計画倒れになり、子供達の年齢や受験などの事情で半分諦めかけたのですが、ベトナム赴任の話が降ってきて、様々な巡り合わせで叶えることが出来ました。
SONY ILCE-7C (39mm, f/8, 1/40 sec, ISO160)
メコン川とビアラオの神様に感謝の気持を込め、杯を捧げます(中身は筆者が頂きますが)。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/60 sec, ISO100)
子供達にも、
「この場所は、18年前にお父さんとお母さんがかくかく云々・・・」
という話を一応します。子供達は思春期でありますが比較的優しいので
「はいはいふんふん」
と言いながら馬耳東風の体で聴いてくれます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/8, 1/160 sec, ISO100)
この場所を訪れるのは、筆者としては3回目になります。1回目は1人で、2回目は2人で、そして3回目は4人で。
18年前に細君(結婚前の)とここを訪れた際は雨季の終わりの9月だったため天候が振るわず、この河原の屋台でビアラオを傾けながら結婚の申し込みを敢行することが出来るか否か、そわそわしましたが、今回は乾季のど真ん中だったため、初日から素晴らしい夕日を眺めることが叶いました。
SONY ILCE-7C (200mm, f/8, 1/250 sec, ISO100)
どうしても実現したかった積年の夢が叶い、肩の荷が降りた思いです。
まあ、自分以外はそんな事思ってないので120%自己満足ですが・・・自己満足は人生のエネルギーでありますので中々隅に置けません。
夕食の店に向け、メコン川の土手を歩いていきます。人生で最も素晴らしい夕焼けの一つです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/7.1, 1/250 sec, ISO3200)
ビエンチャンナイトマーケットの場所
(2023年1月24日の記録)
つづき↓
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