こんにちは。ビールが出てくる蛇口を家に取り付けるのが夢の10max(@10max)です。
実際、「ベトナムのビールは世界一安い」と言われており、何なら水道代より安いのでは・・・という気さえしてくるほどです。
そんな夢いっぱいのベトナムビールの味や飲み方の特徴と、価格水準についてまとめておきましょう。
なお、ベトナムのビールはブランドや銘柄が非常に多いのも特徴です。こちらは同じ記事にすると読み終えるのに徹夜で飲み明かさなければならない分量になるので、別記事に分けています。各ブランドの特徴や歴史など詳細にご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧下さい。

ベトナムビールの特徴とこぼれ話
さて、最初にベトナムビールに関する無駄知識をいくつかご紹介します。
本当に薄味?
ベトナムのビールは、グラスに氷を入れて飲むアジアンクールスタイルが基本です(特に南部。最近は冷えたビールを出す店も増えましたけどね)。ビールと一緒に氷が入ったバケツが出てきて、そこからガシガシ氷を取り出してグラスに入れてくれます。
その印象が強いためか、
「ベトナムのビールは薄味」
と、よく言われますが、どうなんでしょう?
一言で言えば「イエス」です。特に南部では一般的にはあっさりしたアルコール度数の低いビールが多いです。最もスタンダードなビールのベンチマークである「BIA SAIGON LAGAR」は4.3%ですし、そもそも氷を入れるので身も蓋もありません。
しかし、実は単純にそうとも言い切れません。南北でも嗜好が違ったり、銘柄によっては意外とコクと苦味のあるものもあるのです(後で触れます)。
余談ですが、その薄味(や氷)のおかげで、「日本ではビールが苦手だったけれど、ベトナムのビールなら飲める」という人も多いです。
逆に筆者は、ベトナムの氷入りビールに慣れすぎたせいで、日本のビールにまで氷を入れるようになりましたw
濃すぎるので氷を入れます🧊 https://t.co/ThQE9HfZw7
— 10max🇻🇳 | 旅とベトナム (@10max) September 7, 2025
氷でお腹こわさない?
氷と言えば、旅行者によく訊かれるのが、
「あの氷はお腹に大丈夫なのか」
という疑問。
実は、あれはちゃんと業務用の氷を仕入れているので基本的に大丈夫です。伝統と信頼のアジアンクールスタイルですからね。
実際、ビールの氷でお腹を壊したという人は、筆者がベトナムで暮らしているこの5年近くの間で、聞いたことはありません。お腹を壊すとしたら恐らく別の理由でしょうね。
同ブランド内での序列にも注目
ベトナムビールの飲み比べでは、銘柄ごと(333、ビアサイゴンなど)の違いに加えて、同じ銘柄の中でのバリエーションにも注目しましょう。
例えば、「ビアサイゴン」には以下のようなサブブランドがあります。上から高価な順に、
- BIA SAIGON GOLD (5.0%)
- BIA SAIGON SPECIAL (4.9%)
- BIA SAIGON CHILL (4.6%)
- BIA SAIGON EXPORT PREMIUM (4.8%)
- BIA SAIGON LAGAR (4.3%)
同じ「ビアサイゴン」でも、あっさりした標準的なラガーから、日本のビールに匹敵するほど濃厚なゴールドまで、風合いはかなり異なるので、むしろ同銘柄内での飲み比べの方が面白いまであります。
この辺りは、ベトナムビールの種類・銘柄解説の記事でも詳しく触れているので、ぜひご覧下さい。
サイゴンっ子は外資系&スッキリ系がお好き
さて、上で「ベトナムのビールは薄味?」という話をしましたが、そもそもベトナム人(特に南部)の好みが薄味寄り、という話があります。
ホーチミンのローカル飯屋で飲んでいるベトナム人を見ていると、若い世代ほど薄味の「ハイネケン」や、あるいは「BIA SAIGON CHILL」、「TIGER CRYSTAL」などの、薄色でスッキリ味のサブブランド商品を飲んでいる事に気付きます。
実はこれには歴史があって、かつてベトナム国産ビールは品質が悪く、長い間ベトナム人の間では「333は強すぎて飲みづらい、頭が痛くなる」などと言われていました。ビアサイゴンなども当初はそうで、そのような歴史の中で、外資系ブランドのハイネケンやタイガーへの信頼度がベトナム人にも受けが良かった、というのがあるようです。
さらにその中でもスッキリ味のハイネケンはベトナム人(特に南部)には人気で、しっかり味のタイガーよりもよく飲まれている印象があります。実際筆者の職場のベトナム人に訊いても、「ハイネケンが好き」という意見はしばしば聞かれます。
なお、ハイネケンとタイガーの2大ブランドを擁するハイネケンベトナムは、ベトナムのビール市場で圧倒的トップシェアの4割を占めています(実はベトナムビール殆どが外資という話も含めて、下記記事参照)。

これは料理でもそうなのですが、特に南部ベトナム人はあっさりした味付けが好みで、そのような料理にはスッキリ系のビールが合う、というのもあるのかも知れません。
そのような状況を受けて、各メーカーもスッキリ系のサブブランドを推しているようですね。
世界一安い!ベトナム国産ビールの価格水準
では価格水準のお話。「ベトナムのビールが世界一安い」というのはネタでも誇張でもありません。

「ビール」の定義によっては世界中にはもっと安いものもあるかも知れませんが、一般的に4%以上のアルコール度数でかつ我々が「これはビールだ」と認識できる飲み物に限り、さらに、下端価格ではなく市場全体の平均水準で見れば、ベトナムは世界で最もビールが安いと言えるでしょう。
銘柄ごとに多少の誤差はあるものの、全般的に以下のような感じです(330ml缶ベース)。
店舗・EC購入なら60円前後~!
スーパーやコンビニなどの店舗、ShopeeなどのECサイトで買う場合、スタンダードな銘柄なら概ね1本あたり11,000ドン~13,000ドン(60~75円)あたりがボリュームゾーンです。
また、ベトナムでは店舗業態ごとの価格差はあまりありません。店頭ならコンビニでもスーパーでも、あるいはShopeeなどのECサイトでも、概ね似たような値段です。ちなみに筆者はいつもShopeeで24缶入りの箱で買っています(値段と言うより持ち帰る手間を省きたい)。
ちなみに冒頭で「水道代より安いの?」と冗談で書いてしまったので一応回収すると、ホーチミンの水道代は1㎥あたり7,000~13,000ドンだそうなので、計算するとビールは水道代の4千倍くらい(笑)また、ミネラルウォーターも500mlで6,000ドンとかなので、流石に水よりは安くないですね^^;
ただ、コーラなんかだとビールとほぼ同じか、ものによってはビールの方が安いこともあります!
水より高いとはいえ、ビール60円とか、おそらく天国とはこうい場所なのでしょう。
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ローカル店なら浴びるほど飲んでも激安
一方、飲食店については結構差があります。例えば店頭で12,000ドン(約70円)くらいのビールの場合、ドローカル飲食店なら15,000〜25,000ドン(約90〜150円)くらいで飲めますが、ちょっと綺麗めなレストランでは35,000〜60,000ドン(約200〜350円)くらいします。
筆者は普段はドローカル店で飲むので、一人あたり5本前後飲んで軽めの食事を数品頼んでも千円前後、高くても2千円を超えることは滅多にありません。仮に3千円を超えて飲もうものなら値段を覚えていません(どういうこと)。
なお、おつまみについても、店で数品頼みつつ、道行く行商屋台から仕入れることで更に節約出来ます。まあこれは節約したいというよりも、ローカルのベトおじ達と同じスタイルで飲むのが実に心地よいという酔狂なアレです。

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ベトナム、それはビール天国
ということで、バリエーション豊かなビールが世界一安い値段で飲める国、ベトナム。ビール好きにとっては天国以外の何物でもありません。
そんな、思わず水と比べてしまうほど安くビールが飲めるベトナムで、皆さんも色々飲み比べてみてはいかがでしょうか。
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