ビエンチャン2日目です。昨日はノーンカーイからの国境を越える友好橋の上で日の出を迎えましたが、今朝は宿のベランダからメコンの朝日を望みます。
朝靄に煙るメコン川の美しい眺望を眼前にして、この宿にして良かった、と改めて思います。
今日はブッダ・パークへ行きます。筆者は今回で3度目、細君は2度目になりますが、あのネタの宝庫とも言えるラオスの一大名所を子供達に見せてあげない訳にはいきません。
本記事では、ブッダ・パークへの行き方について、路線バスでのアクセスを中心にご紹介します。
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/800 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (20mm, f/8, 1/400 sec, ISO100)
宿を出てトゥクトゥクを探し、タラート・サオの隣のバスターミナルを目指します。
SONY ILCE-7C (65mm, f/4, 1/640 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (72mm, f/4, 1/320 sec, ISO100)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/160 sec, ISO100)
ビエンチャン市内からブッダ・パークへ路線バスで行く
ブッダ・パークそのもののご紹介は旅行記の時系列の都合で次の記事に譲り、本記事ではビエンチャン市街からのアクセスをご紹介します。
ブッダ・パークへの主な行き方
ブッダ・パークはビエンチャンの郊外、市中心部から20kmちょっと東方に位置します。
最も一般的なルートは下の様な感じで、市街地から南東方面へ進んで、タイとの国境の友好橋の入出国管理所バス停でメコン川にぶち当たり、そこから川沿いにブッダ・パークへ向かいます。
主な行き方は、所要時間が長い順(&味わい深い順)に以下の3通りくらいでしょうか。※所要時間は目安。
- トゥクトゥク:約1時間
- 路線バス:約40分
- タクシー・チャーター車:約30分
この中で最もお薦めなのは路線バスです。後で時刻表もお見せしますが、割と頻繁に運行されていて、価格交渉も不要な上にそもそも安く、旅情もそこそこ趣深いものがあり、非常にバランスのよい交通手段です。
トゥクトゥクは味わい深さでは最高ですが、往復含めてチャーターする場合の料金交渉が必要で、価格も難易度もバスより高くなります。
最も時間効率が高いのはもちろんタクシーや車をチャーターする方法ですが、当然ながら高いです。
ということで、今回は路線バスで行くことにしました。
なお、2002年に訪れた際には、帰りだけトゥトゥクを使いました。中々風情が有って良いものです。
ただし、ブッダパークのような郊外でトゥクトゥクがたまたま通りかかる確率はそうそう高くは無いので、トゥクトゥクで行くなら往復チャーターした方が良いでしょう。
それにしてもこの時はよく運よく見つかったな・・・もしかしたら、まだ若かったし、一人旅だったし、待つのが苦じゃなかったのかも。
セントラル・バスターミナル(タラートサオバスターミナル)
トゥクトゥクでタラート・サオの隣のセントラル・バスターミナルに到着しました。ビエンチャン発の長距離・郊外バスは大抵ここ発着です。
多くのトゥクトゥクが乗り付けている様はトゥクトゥク・ターミナルかと思わせますが、奥の廃墟のような建物がバスターミナルです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/7.1, 1/200 sec, ISO100)
屋根から鉄筋が突き出ており、「永遠の建設中」と言った風情ですが、元々何を作ろうとしていたんだろう・・・もしかしてブッダ・パーク張りの超前衛的デザインなのかも知れません(違)。
詳しくは分かりませんが、ラオスの(中国への借金に依存せざるを得ない)苦しい経済状況を映す象徴的な存在と言えるのかも知れません。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/640 sec, ISO100)
ちなみに下の写真は以前のバスターミナルの様子。2005年撮影です。場所はほぼ変わっていないと思います。
あと、乗り付けているトゥクトゥクもほぼ変わってません(笑)
ブッダ・パークへは14番のバスに乗る
ブッダ・パーク行きのバスは14番です。フロントガラスに「14」と掲げられているバスを探します。この14番バスは、タイとの国境である友好橋との行き来にも利用します。
バスの車体は日本人にとっては見慣れた形。「ISUZU」のロゴと日本の国旗が嬉しいです。
SONY ILCE-7C (28mm, f/7.1, 1/30 sec, ISO160)
ブッダ・パーク行きバスの時刻表
こちらが14番バスの時刻表です。「Station(セントラル・バスステーション)~Bridge(友好橋)~TEMPLE(ブッダ・パーク)」間を運行していることが何となく分かります。
また、概ね30分おきに発着しているので、比較的使いやすいですね。もっとも、この時刻表はかなり適当で、ブッダ・パークからの帰りはここに書かれているのとは全然違う時間に発着しましたが、30分間隔で来るので大きな問題は無いでしょう。
9:45発のバスに乗り込みます。流石に朝のターミナル始発はほぼ時刻表通りに出発しました。
SONY ILCE-7C (33mm, f/7.1, 1/80 sec, ISO100)
乗車券は車内購入
乗車券は例によってバスが走り始めてから車内を回って来る乗務員から買います。運賃は12,000キープ(約90円)。これは友好橋~ビエンチャン市内と同じ一律料金ですね。
SONY ILCE-7C (92mm, f/5.6, 1/100 sec, ISO1250)
SONY ILCE-7C (28mm, f/2.8, 1/100 sec, ISO100)
車内で勝手に物を売ったり、ドリアンを持ち込んだりしてはいけないようなので注意しましょう。
SONY ILCE-7C (107mm, f/4.5, 1/320 sec, ISO3200)
車内の欧米人旅行者たちも、車内にドリアンがあったらこうも穏やかに談笑していられないでしょうからね。
SONY ILCE-7C (28mm, f/3.5, 1/30 sec, ISO800)
この時計↓、少し覚えておいて下さい。この時ちょうど10時頃なのですが、1時間ほど遅れてるのかな・・・?答え合わせは後日の記事にて。
SONY ILCE-7C (176mm, f/5.6, 1/200 sec, ISO1600)
友好橋で停車
友好橋のイミグレーションで一回停車します。茶色に塗り替えたら「ほぼ寺」といった感じの風情の建築です。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/400 sec, ISO100)
ここからメコン川沿いに走るため、ちょいちょいメコン川が顔を覗かせます。その向こうはタイ。陸の国境に慣れていない日本人からすると、不思議な感じです。夜間に小舟で国境を渡る人とか普通に居そうです。
SONY ILCE-7C (77mm, f/5.6, 1/1250 sec, ISO100)
ブッダ・パーク到着
やがてブッダ・パークに到着しました。道中は渋滞などもないので実にスムーズです(なのに帰りのバスが時刻通りに来ないのが謎過ぎますが)。
ブッダ・パークの入口には、以前訪れた時には無かった、ずいぶん立派な門が出来ていました。
さて、いよいよめくるめくスペクタクルが幕を開けます。
SONY ILCE-7C (28mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO100)
(2023年1月25日の記録)
つづき↓
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